“宮子あずさ”の検索結果
介護の末に親が亡くなってしまったあと、その出来事がいつまでも重くのしかかることも少なくありません。看護師として700人以上を看取り、自らも一人っ子として両親を見送った宮子あずささんが、「介護のあと」について語ってくれました。 後悔するより、関わった人と“物語”を語りあう 看取ったあとの気持ちは、「行きつ戻りつ」です。 「もっとこうしてあげていれば、と後悔する必要はありません」 と皆さんに言っ […]
介護の末に親が亡くなってしまったあと、後悔にさいなまれることは少なくありません。看護師として700人以上を看取った宮子あずささんは、自身も親の介護のあと、そうした思いにかられたといいます。介護のあと、心身が回復できなくならないためのアドバイスを話してくれました。 親の死で自分を責めてしまう暗い谷に落ちないために 最近、家族を亡くしたあとの遺族のグリーフケアや介護後うつの問題が、取り上げられるよ […]
残念ながらもう治療することができなくなってしまった最後の段階で、何をしてあげたらいいのか。どうやって亡くなっていくのか。親を介護して来て、知っておいたほうがいいことです。看護師として700人以上を看取り、自らも両親を看取った宮子あずささんが、わかりやすく話してくれました。 終末期になると、食べ物を摂らなくなって、起きている時間や呼吸に変化が どんなに適切な医療や介護をしていても、どうしても終末 […]
「親に延命治療は受けさせたくない」「胃瘻(いろう)はやってはだめらしい」。そういう声が多く聞かれるようになりました。看護師として700人を看取った宮子あずささんは、父には延命治療を受けさせ、母には受けさせませんでした。延命治療や胃瘻について、知っておいたほうがいいことを聞きました。 延命治療とは 延命治療とは、病気自体を治そうとするのではなくて、放置したら命を縮める症状に対して命を延ばす目的で治 […]
親が自分で生活できなくなってきて、公的介護保険制度を利用した支援を受けるには、まず要介護認定を受け、介護度が出るとそれに沿ってケアプランを組んでもらうという手順が必要だ。ケアプランでようやく訪問介護サービスを受けることが決まり、ホームヘルパー(訪問介護員、以下ヘルパー)に入ってもらうことになったものの、親が拒絶したり、何をどう頼めばいいかわからなかったり、必要以上に気をつかったり、スムーズにいか […]
親の介護が始まって、つきあい始めるのがケアマネジャー(以下、ケアマネ)。キーパーソンともいえるだけに、関係がうまく行かないと介護に大きな影響が出る。看護師として700人以上を看取り、今は訪問看護師として、ケアマネと患者や家族の関係にも接している宮子あずささんがアドバイスを語ってくれた。 ケアマネジャーは何をする人か ●ケアマネは介護ネットワークの中心的存在 ケアマネは、介護のハブ、つまりネット […]
親の病気で困っているとき、看護師を頼りにすることがある。入院するようになったらなおさらだ。ときに、看護師とのコミュニケーションに戸惑ってしまうこともあるかもしれない。看護師として700人以上を看取り、自らも親を介護した宮子あずささんに、看護師との関わりかた、看護師の本音を聞いた。 【目次】 看護師はどんな仕事をするのか 看護師の仕事は・療養上の世話と・診療の補助ということになっています。 医 […]
自分たち子ども世代や孫世代は、感染症にかかっても重症化しにくいと言われるが、高齢者は重症化や死に至る確率が高い。同居している場合はもちろん、親の住んでいる家に行く場合や帰省する場合に、家庭内感染させないかどうか不安に思っている人は多い。看護師として700人以上を看取り、今は訪問看護の仕事をしている宮子あずささんに、家庭内感染を防ぐにはどうしたらいいかを聞いた。 感染を完全に防ぐことはできないが、 […]
親を病院に連れていくとなると、自分が患者として行くときとは違った必要がいろいろと出てくる。親の話す力や聞いて理解する力が、思ったより落ちていることも少なくない。看護師として700人以上を看取り、自身の両親の介護も経験した宮子あずささんに、アドバイスを聞いた。 いつ、どこが、どんなふうに、を伝える 医師に伝えるときに、最もわかりやすいのは、5W1Hのように意識しておくことです。例えば痛みがいつ( […]
親は高齢になって弱ってくる。もう回復が見込めないと言われると、子どもは動揺してしまう。しかしどうしたらいいかと医師に相談し頼ろうとしても、親身になってもらえなかったり、つれなくされたように感じたりして、なかなかうまくいかないということは多いかもしれない。看護師として700人以上を看取り、自らも両親を介護した宮子あずささんに、アドバイスをもらった。 赤ひげ先生のイメージを求めても無理 医師に対し […]
親が病院にかかったり入院したりしたときに、どうも医師とうまくやり取りできないことがある…。そんな悩みを抱える人に、看護師として700人以上を看取り、今は訪問看護の仕事をしている宮子あずささんから、医療者ならではのアドバイスをもらった。 高齢になってからは、医師に不信感を抱きやすい 医師とのコミュニケーションがうまくいかないという悩みを、よくうかがいます。 ●不調を強く感じるし、若い頃のようには […]
親がうつっぽくなって元気がなくなったり、「死んでしまいたい」と言ったりすることは少なくない。どうなったら、病院に行って薬を服用するのがいいのだろうか。看護師として700人以上を看取ってきた宮子あずささんに、アドバイスをしてもらった。 →親がうつっぽくなって「死んでしまいたい」と言ったら… →うつっぽくなった親に「頑張って」と言っては絶対にだめなのか… 眠れなくて、認知機能も落ちているようなら病院 […]
うつ状態になっている人には頑張ってと言ってはいけないとはよく言われる。では親にどう接したらいいのか、不安になってしまうことも多い。看護師として700人以上を看取り、今は訪問看護の仕事をしている宮子あずささんは、「言ってはいけない」とがんじがらめにならなくていいと言う。 →親がうつっぽくなって「死んでしまいたい」と言ったら… うつ状態はいろんな形であらわれるとわかっておく まずうつ状態は、ごく簡 […]
親が、繰り返し後ろ向きな話をするようになったという悩みを抱えている家族は少なくない。看護師として700人以上を看取り、精神科の患者にも多く接してきている宮子あずささんが、親がうつっぽくなって「死んでしまいたい」というときにはどうしたらいいかを、アドバイスしてくれた。 「うつ病」と「うつ状態」はどう違うか うつとは活力がなくなった状態のことです。「うつ病」が疾病であるのに対して、「うつ状態」は症 […]
外出してもいいということになっても、出かけないくせがついてしまうと、なかなか外に出て人と接する機会がなくなる。親が先週あったことを忘れていたり、自分からなにもしないようになってしまったりしたら、どうしたらいいだろうか。看護師として700人以上を看取り、訪問看護の仕事をしている宮子あずささんにアドバイスしてもらった。 物忘れをするようになったら、まずは生活を見直す いやなニュースばかりが流れてい […]