泉ピン子は「終活」で解約!生命保険50代で見直すべきと識者
黒柳:「ご主人がお若いのね」
ピン子:「4つ下なんですけど」
橋田:「うちのなんて早く死んじゃったわよ」
11月3日放送の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)のゲストは泉ピン子(70才)と橋田壽賀子さん(92才)。
司会の黒柳徹子(84才)と「終活」の話題に及ぶと、3人は前のめりのトークを繰り広げた。
終活を始めた橋田壽賀子さんにつられピン子も身の回りを整理
橋田さんが88才で終活を始めると、ピン子もつられて身の回りの整理を始め、なんと「橋田(壽賀子)賞」も捨てたと暴露。
そして話は「生命保険」へ。
黒柳:「生命保険も解約したとかって。なんで?」
ピン子:「だって私が死んだお金で(夫が)若い女と一緒になったら、冗談じゃないわ! だから私のは解約した。あの人のは残しておくわよ」
丁々発止のやりとりにスタジオは爆笑に包まれたが、そんなピン子の発言に「当たり前だと思って加入していたけど、私も解約した方がいいかも…」という60オーバーの女性の声が多くあがった。
保険料を数十年無駄払いしている可能性も。50代で見直しを
「生命保険の見直しは70才では遅すぎます」と指摘するのはファイナンシャルプランナーの中村宏さんだ。
「生命保険は入社や結婚、出産を機に、細かい内容も確認せず加入し、そのままになっている人が多い。そのため数十年無駄な保険料を払い続けている人も少なくない。保険料を減らし貯蓄に回すために、できれば50代で見直してください」(以下、「」内は中村さん)
ピン子のように子供がいないケースはなおさらだ。ではどう見直せばいいのか。ポイントは次の3つ。
【1】子供が社会人になった後、残すべきは葬儀費用のみ
「子供が小さいうちはまさかに備えて3000万円以上の定期保険に加入するのもいいですが、社会人になった後、死後に残しておくべきは葬儀費用のみ。社会人になる前に見直してください」
【2】終身と掛け捨ての定期型一体の保険は、終身のみ残す
とくに見直すべきは「定期保険特約付き終身保険」だ。
「1990年代の主力商品で依然契約している人が多いですが、貯蓄性の高い終身型と掛け捨ての定期型が一緒になっているため保険料が高い。子供が自立しているならすべて解約するのも手ですが、心配なら終身保険のみ残しておいても損にはなりません」
解約すると損になる保険もあるので要注意。
【2】90年代前半までに契約した終身保険は”お宝保険”の可能性あり
「1990年代前半までに契約した終身保険は、契約時の予定利率が高かったため、解約時期を延ばすほど返戻金が多い。こうした“お宝保険”は解約しない方がお得です」
保険の見直しが必要なのはピン子だけではなさそうだ。
なお、ピン子は終活の一環として死に装束まで用意している。
※女性セブン2017年11月23日号
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