高齢者に多い転倒からの骨折 理学療法士が教える転倒防止に役立つ6つの運動法
最初に体の機能を簡単にチェックしましょう。足首や股関節が固い人は、転倒リスクが高い可能性があります。運動1から入念に実施しましょう。偏平足や外反母趾も転倒につながる原因のひとつです。運動靴を履き、足をほぐすケアも併せて行ってみましょう。
(※)周囲にものがない安全な場所で行ってください。特に高齢のかたは、ひとりで行わず、周りにサポートできる人がいる環境で実施してください。
足首の固さのセルフチェック【しゃがみ込み】
<やり方>
【1】素足になって、肩幅に足を広げて立つ
【2】手を前に出しながら、かかとを浮かせずにしゃがむ
かかとが浮いたり、後ろに倒れそうになる場合や、ふくらはぎからアキレス腱が突っ張る感じがある、または深くしゃがめない場合というかたは、足首が固い可能性があります。
股関節の固さセルフチェック【うつ伏せ脚上げ】
<やり方>
【1】床にうつ伏せになります(手は体の横に添える)
【2】片脚ずつ、ひざを伸ばしたままゆっくり後ろ(天井方向)に上げる
股関節の固さチェックを行った際、下記の4つの項目にあてはまる部分があるひとは、股関節の可動域が落ちている可能性があります。
●腰が反る
●骨盤が浮く
●脚がほとんど上がらない
●太もも前側がつっぱる