「えびでたいたい」「お造り様」って何⁉ 初笑い!シニア世代のLINE誤変換【まとめ】
新年の初笑いにおすすめのLINE誤変換・傑作選をお届けします。介護の合間に読んで脱力&ほっこりして欲しいという思いから、2021年3月からスタートしたシニア世代のLINE誤変換。初笑いにふさわしいネタを、過去の投稿から厳選して8本お届けします。
LINE誤変換で初笑い!傑作8選【まとめ】
あけましておめでとうございます! 長期化する新型コロナウィルスの影響で、生活スタイルや働き方が変化。人と直接顔を合わせる機会が減って、家族や友人と連絡を取るためにLINEを始めたり、ワクチンの予約をスマホでしたりと、シニア世代のLINE利用者も増加。同時に、予測変換ミスや漢字の間違いによる奇跡の誤変換ネタが続々と届きました。
おかんが繰り出す摩訶不思議な誤変換は “謎解き”エンターテインメント。なかでも「アズキバーチン」「ササミガリックヤキ」「えびでたいたい」など食べ物に関する誤変換が豊作。
そして、「妻が出かけている間の隠し事」そして「生きた従兄弟全部うまく埋まったね」といった、読解不能な長文の誤変換も話題を呼びました。
それでは、これまで反響が高かった誤変換ネタをお楽しみください!
新年めでたい”食べ物”LINE誤変換5選
シニアから寄せられるネタでとくに光っていたのが、食べ物の誤変換。「それ何なの!?」な爆笑ネタをまとめました。
「えびでたいたい」って…鯛が豊漁そうですね!
「義理の母とLINEするときはいつも緊張してしまします。この日もなんて入れるのが失礼にならないかなとさんざん悩んだ挙句に、わけのわからないメッセージを誤送信してしまいました(涙)」(40代・女性)
誕生日に義理のお母さんから靴下のプレゼントが届いた女性は、すぐさまお返しにチョコレートを贈りました。すると、義理母からは、
「海老で鯛を釣るみたいになっちゃったね」とお茶目な返信が。
「そんなこと思ってないです!」だとちょっと変な空気になっちゃいそうだし、「そうですね。ごもっとも!」だともっと悪い。いったいなんて返信するのが妥当なのかと、何度も文章を直していた途中で、「えびでたいたい(^^)/」というナゾの言葉を誤送信してしまったとか。送った瞬間、「ヤバ」と声が出たそうです。
お造り様って…特別なお刺身の盛り合わせ?
「おつかれさまです」をまさかの「お造り様です」と誤変換。お刺身に敬称をつけるという不可解な言葉ですが、昨夜のご飯にお刺身が出てきたらもしかしたらこんな間違いしちゃうかも?
ビジネスの定型句ってほとんど無意識で打ってるから、誤変換に気がつかず送信してしまうことも…。クスリと笑える程度ならいいですが、仕事上の誤変換には要注意ですね!
アズキバーチンって…何かの攻撃?
「井村屋の『あずきバー』が大好きな母から来たLINE。バーチンって…(笑い)。何事かと思いました」(40代・女性)
お母さんはあまりの固さに「あずきバー」が噛めなかったので、レンジで温めて軟らかくしたそう。食べやすくなったことがうれしくて思わず娘に教えてあげたくなったとか。「あずきバー」を“チン”することを略した「アズキバーチン」なる新たな言葉が誕生!? 若者からシニアまでどの世代にも愛されるアズキバー、5秒くらいアズキバーチンしたらちょうどいい固さになりそう?
誰に“ヤキ”を入れたの?どういう意味?
「母から急に入ってきたこの文章。何かにヤキを入れたのかと深読みしてしまいました」(40代・女性)
娘さんのお弁当を作ってくれた70代のお母さん。ササミガリックヤキとは、鶏肉のささ身をガーリックで味付けて焼いたもののことだそう。
ササミガリックという何者かに“ヤキ”を入れる姿を想像してしまった娘さん。お母さんはもしかしてそういう過去があるのでしょうか。
こんがり焼けた“ガリックヤキ”という不思議な食べ物のような気もします。母の愛情たっぷりササミガリックヤキはとってもおいしかったそうです。
「ホルモン兵器」って…焼肉屋の秘密兵器?
「ホルモン焼きにハマっている友人から届いたメッセージです。ホルモン平気な人?って聞きたかったみたい(笑い)」(40代・女性)
友人をホルモンがおいしい焼肉屋に誘おうとした女性。ホルモンって苦手な人もいるので、気を使ったのですね。
なんと彼女は週に1回、9週連続でホルモンを食べに行っていた猛者だそう。彼女こそ無敵のホルモン兵器かもしれません…って、違うか(笑い)。
それにしてもホルモン兵器ってどんな攻撃が繰り出されるのでしょうか。マルチョウが飛び出してくるバズーカー砲か、はたまたシロコロが飛び散る爆弾か。おいしそうだけど攻撃力は低そう?
謎解き?脳トレ? ミステリアスなLINE誤変換3選
ちょっとミステリアスな香りのする”謎解き”誤変換LINEを集めました。いったい何と間違っているのか、わかりますか?
「妻が出かけている間の隠し事」って!?
「一体なにをするのだろうと、聞いていいのかどうか迷いました」(40代・男性)
書く仕事を生業としているフリーライターの50代男性にオンラインミーティングの都合を尋ねた40代の男性。なんと「妻が出かけている間に隠し事があるので…」という返信が。
これを読んだ40代男性はもちろん驚いたのですが、その一方で「一体どんな隠し事があるの?」と、興味津々だったとか。妻に内緒の「借金」「ギャンブル」…まさかの「不倫」? 頭の中は隠し事ランキングに入ってきそうな悪いことでいっぱい。
のちのち確認してみると、「隠し事」が「書く仕事」の誤変換だとわかって、安心するやら何故かちょっと残念やらで、複雑な気持ちになったそうです。
従兄弟が生き埋めに!? 母から恐怖のメッセージ
「なにかの犯罪に巻き込まれたのかと思いました(笑い)」(40代・女性)
70代のお母さんと一緒に旅行の計画を立てた女性。行きたい場所をお互いに話し合って、上手にスケジュールを組むことができたようです。
「旅行楽しみだね~」とるんるん気分でお母さんにLINEを送りました。
しかし、お母さんからは「生きた従兄弟全部うまく埋まったね」というホラー映画のセリフのようなメッセージが届きました。
一瞬、従兄弟(いとこ)たちが生き埋めにされている様子が頭をよぎったそうですが、すぐに「行きたいとこ全部うまく埋まったね」の誤変換だと認識。
「どんな間違いだよ!」とスマホの画面に向かってツッコんだそうです。
母が「跳ねたきり」って…ちょっと怖いかも?
「母から届いたLINEです。『寝たきり』と入れたかったようですが、『跳ねたきり』の方が怖いです」(50代・女性)
読者から寄せられたLINE誤変換ネタです。投稿ありがとうございます!
「今年は寝たきりになるかもしれない」と送るつもりだったようですが、お母さんは体調がよくなかったのでしょうか?
しかし、『跳ねたきり』という言葉には、ぴょんぴょんとうさぎのように跳ね回る母の姿や、ベッドで飛び跳ねるおきゃんな母の姿が脳裏に…。寝たきりと跳ねたきり。どちらにせよ介護が必要かもしれないので、少し心配です。
「異世界に寄って帰る」って、無事に帰って来られる?
「寄ったら帰って来られる場所なのでしょうか(笑い)」(40代・女性)
読者から寄せられたLINE誤変換ネタです。投稿ありがとうございます!
仕事終わりにちょっとデパートにでも寄って帰ろうかなと思った40代女性。自宅で待っているお母さんに送信したのでしょうか?
「伊勢丹に寄って帰る」と送るつもりが、「伊勢丹」が「異世界」に誤変換されてしまいました。
相手はビックリした様子で「どこ!?」と聞かれたそう。
「異世界」というお店が新しくできたの? 「異世界」に行ってしまいたい気分なのか。相手をちょっと不安にさせる誤変換ですね(笑い)。
ちなみに編集部の近くには、「新世界」と呼ばれる老舗の中華料理店(新世界菜館)があり、寄って帰ることもあります。
***
シリーズ開始以来、偶然生まれた奇跡の爆笑LINE誤変換――いかがでしたか。介護ポストセブンでは2022年も、介護の合間に読んでクスッと笑える誤変換・誤字LINEを大募集。高齢の母や祖父母、介護にまつわるやりとりなど、気軽にお送りください!
取材・文/氏家裕子
※実話を元に一部設定を変えています。画面は編集部で作成し直したものです。