猫が母になつきません 第484話「おはよう」
よくあると思います、うちの子はしゃべる的な話。さびには意識的に話しかけるようにしていて、「おはよう」も毎朝言っています。さびはおはようっぽく聞こえる返事をしてくれることもありますが、たいていは面倒くさそうに「あ゙ー」とか鳴いて、そんなことよりも早くごはんをという感じで、何度もおはようおはよう言われるのに辟易なんだろうなと思いつつもしつこくあいさつは続けています。
隊長も今は同じ部屋の猫ベッドで寝ているので、私がさびに「おはよう」というのを聞いていました。隊長にもおはようと言ってはいましたが、撫でてやるほうがメインだったし、まだ子猫なので教えるというつもりもなかったのです。それだけに突然の完璧な「オハヨー」にびっくりしたし、さびも自分よりも上手な「オハヨー」に驚いて、すごい勢いで声の方に振り向いていました。
隊長の声はすごく高くて、「オハヨー」はクリアに響く感じに聞こえました。 翌朝も言ってくれるかなと、私はおはようを言う前にスマホのビデオで録画を始めてから「隊長、おはよう」とあいさつしてみました。すると隊長は「オハヨー」と昨日と同じように応えてくれました。うれしくなって「おはよう」「オハヨー」、おはよう」「オハヨー」と何度か繰り返しました。その動画を友人に送ると「会話してるーww」と。すみません、親バカで。でも朝っぱらから猫の動画を送りつけるのもどうかと思って9時になるまでは我慢したんですよ。まあ、9時ジャストに送ってしまいましたけど。 そう、よくそういうこと言う飼い主いますよね、しゃべったとか…でもでも…ほんとに言うんですよ、「オハヨー」って…。
作者プロフィール
nurarin(ぬらりん)/東京でデザイナーとして働いたのち、母と暮らすため地元に帰る。ゴミ屋敷を片付け、野良の母猫に託された猫二匹(わび♀、さび♀)も一緒に暮らしていたが、帰って12年目に母が亡くなる。猫も今はさびだけ。実家を売却後60年近く前に建てられた海が見える平屋に引越し、草ボーボーの庭を楽園に変えようと奮闘中(←賃貸なので制限あり)。
※現在、1話~99話は「介護のなかま」にご登録いただいた方のみご覧になれます。「介護のなかま」のご登録(無料)について詳しくは以下をご参照ください。
https://kaigo-postseven.com/156011
