きゅうり&なすの即席漬け12品レシピ|1時間で食べられ副菜にも|舘野真知子さん
今が旬のきゅうりとなす。即席漬けなら少量から作れるので、使い切れなかったときのもう一皿にも最適です。そこで、『きちんとおいしく作れる漬け物』の著者である料理研究家の舘野真知子さんが、切って袋に入れるだけで作れる即席漬けを教えてくれました。バリエーション豊富な即席漬けや塩もみを基本にしたアレンジなど、盛りだくさんのレシピです。
「ポリ袋で漬けられる即席漬けは、最短1時間から食べられて、味の変化を楽しみながら2~3日は冷蔵保存が可能です。塩もみするだけの超簡単漬けは、水分が抜けて味がなじみやすくなるので、調味料や具材を足して副菜にアレンジするのもおすすめですよ」(舘野さん)
袋を使えば洗い物が少なくてすむので、メイン料理の合間に気軽にできるのも嬉しいポイント。全部で12品の即席漬けを紹介するので、数種類作っておけば、毎日でも飽きずに食べられますよ!
きゅうりの即席漬け
※以下、材料は作りやすい分量です。
●きゅうりのみそヨーグルト漬け
ポリ袋にみそ30gとヨーグルト大さじ3を入れて混ぜ、乱切りにしたきゅうり2本を加え、1時間以上漬ける。
●きゅうりのブラックオリーブ漬け
【1】きゅうり2本は皮を縞目にむいて5mm幅の輪切りにし、塩小さじ1/2をまぶして少し置き、出てきた水気を絞る。
【2】ブラックオリーブ(種なし)10個は輪切りにする。
【3】ポリ袋に【1】、【2】、レモン汁小さじ2、オリーブオイル大さじ1を入れて1時間以上漬ける。
【4】【3】を皿に盛り、あればレモンの皮のせん切りを少量のせる。
●きゅうりのスタミナ漬け
【1】きゅうり2本は縦半分に切り、4cm長さに切る。赤唐辛子1本は種を取り半分に切る。
【2】ポリ袋に【1】、薄切りにしたにんにく1片、しょうゆ大さじ1 1/2、みりん・ごま油・白すりごま各大さじ1を加えて混ぜ、1時間以上浸ける。
●きゅうりのぱりぱり漬け
【1】きゅうり2本は5mm幅の輪切りにし、半日干す。
【2】しょうが10gはせん切りにする。
【3】ポリ袋に【1】、【2】、ぽん酢大さじ2、ごま油大さじ1を入れて混ぜ、1時間以上漬ける。
★POINT
ざるに広げ、風通しのよい場所に半日ほど置いて干し野菜に。切り口が乾いて、しわが寄ってくればOK。
なすの即席漬け
●なすの塩麹漬け
【1】なす2本は皮を縞目にむき、縦半分に切って1cm幅の斜め切りにし、水にさらす。
【2】ポリ袋に【1】、塩麹大さじ1、切り昆布ひとつまみを入れて1時間以上漬ける。
●なすの梅おかか漬け
【1】なす2本は縦半分に切り2cm角にし、塩小さじ1/2をまぶして少し置き、出てきた水気を絞る。
【2】万能ねぎ2本は2cm幅に切る。
【3】ポリ袋に【1】、【2】、たたいた梅干し1個、削り節1パック(4g)、しょうゆ小さじ1/2を入れて混ぜ、1時間以上漬ける。
●なすのエスニック漬け
【1】なす2本は横半分に切り、縦6等分に切る。
【2】みょうが2本は薄い輪切りにする。
【3】ポリ袋に【1】、【2】、ナンプラー・レモン汁各小さじ2、砂糖・ごま油各小さじ1、赤唐辛子の輪切り1本を入れて混ぜ、1時間以上漬ける。
●なすのもみ漬け
【1】なす2本は縦半分に切って5mm幅に切り、塩小さじ1/2をまぶして少し置き、出てきた水気を絞る。
【2】大葉5枚は縦半分に切って細切りにする。
【3】ポリ袋に【1】、【2】、しょうがすりおろし・白ごま・しょうゆ各小さじ1を入れてもみ、1時間以上漬ける。
★POINT
なすに塩をまぶして少し置くと水気が出てやわらかくなる。もんだとき割れにくく味も染みやすくなる。
塩もみアレンジであっという間に副菜完成!
基本の塩もみを使えば、アレンジも簡単。お手軽に副菜がパパッと作れちゃいますよ。
※材料は2人分です。
●基本のきゅうりの塩もみ
<作り方>
【1】きゅうり2本は5mm幅の輪切りにする。
【2】【1】に塩小さじ1/2をまぶして少し置いてからもみ、出てきた水気を絞る。
●きゅうりの白和え
【1】木綿豆腐1/2丁(150g)は水切りして潰し、みそ大さじ1、酢大さじ1/2、白すりごま小さじ2を加えて混ぜる。
【2】【1】ときゅうりの塩もみ1本分を和える。
●ちくわで食べ応えアップ。ごま油の香りで食欲倍増 きゅうりとちくわのキムチ和え
【1】ちくわ1本は5mm幅の輪切りにし、キムチ50gは1cm幅に刻む。
【2】【1】、きゅうりの塩もみ1本分、ごま油小さじ1を和える。
●基本のなすの塩もみ
<作り方>
【1】なす2本は横半分に切り、縦6等分に切る。
【2】【1】に塩小さじ1をまぶして10分置いてからもみ、出てきた水気を絞る。
●なすのナムル
【1】もやし1/2袋を600Wの電子レンジで1分加熱し、冷ます。
【2】【1】、なすの塩もみ1本分、にんにくすりおろし・塩各少量、ごま油小さじ1、しょうゆ・白いりごま各小さじ1/2を和える。
●なすとツナのサラダ
なすの塩もみ1本分、油を切ったツナ缶1個、マヨネーズ小さじ2、酢小さじ1、こしょう少量を和え、レタス1枚にのせる。
教えてれたひと
料理研究家・舘野真知子さん/発酵食を中心に、料理教室などで日本の食文化の魅力を伝える。著書に『きちんとおいしく作れる漬け物』(成美堂出版)など。
撮影/押山智良
※女性セブン2020年7月16日号
●旬の“きゅうり”を食べつくすレシピ|冷たい麺やご飯に、煮物に|瀬尾幸子さん