猫が母になつきません 第203話「さをつける」
さびはドライフードさえあれば満足。子猫の時にドライフードをふやかしたものを食べさせていたせいか、今も同じドライフードが一番好きで他のものはあまり食べません。わびはいろいろ食べたいタイプ(第52話_わびのごはん)なのでそれに比べると楽なのですが、ディナーのかつお節トッピングは必須。人間と同じように夕食と朝食に差をつけるさびのこだわりがおもしろくて、時々わざとトッピングなしで出してみますが、さびは器からちょっと距離をおいて静かに座し、かつお節がかけられるのをいつまでもじーっと待っています。鳴いて訴えるでもなくひたすら無言の圧力…この強さがわたしにもあれば(涙)。先日かつお節をかけたのに食べないので不思議に思いつつ違うかつお節にかえてみたら…そここだわりはじめましたか…ちょっと面倒いグルメな人みたいになってきました。
作者プロフィール
nurarin(ぬらりん)/東京でデザイナーとして働いたのち、母とくらすため地元に帰る。典型的な介護離職。モノが堆積していた家を片付けたら居心地がよくなったせいかノラが縁の下で子どもを産んで置いていってしまい、猫二匹(わび♀、さび♀)も家族に。
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