猫が母になつきません 第478話「手術の日」
ぐれ、手術の日。朝ごはんは抜きです。ぐれだけ何も食べさせないというのも無理なので、関係ないさびと隊長も道連れに。いつもは私が起きたらすぐにごはんをもらえるのに、それがないなんて猫たちは不満というよりも「どうしたの?」と不思議そうで、いつもらえるかとずっと私のことを見ています。病院には午前中に連れて行くことになっているものの、起きてからはだいぶ時間がある。猫のトイレを片付けたり、飲み水を交換したり、掃き掃除したり、毎朝やっていることをひととおり終わらせてもまだあまる。することがなくなってパソコンに向かうと、いちばん食いしん坊のぐれが足元で「わんわーん」とごはんを催促。ごめんね…。ぐれの負担をできるだけ少なくしたいので、キャリーバッグに入れるのは出発の間際にしました。
ぐれの手術は一度延期になっていました。最初の血液検査で白血球数がとても低かったので一旦見送りましょうということになったのです。ワクチン接種や風邪ひきなどで一時的に低くなっているだけかもしれないので、日にちをあけて再検査に。病気の可能性もあるのでとても心配でした。しかし2回目の検査では増えていたので、手術はできることになりました。手術当日に3回目の検査もして問題ないことがわかり、ほっとしました。ごはんを食べさせたり、環境を整えたりしてやることはできても健康というのはままならない。人間だって、猫だって。ぐれが健康であることが、ほんとうにありがたい、と思いました。
作者プロフィール
nurarin(ぬらりん)/東京でデザイナーとして働いたのち、母と暮らすため地元に帰る。ゴミ屋敷を片付け、野良の母猫に託された猫二匹(わび♀、さび♀)も一緒に暮らしていたが、帰って12年目に母が亡くなる。猫も今はさびだけ。実家を売却後60年近く前に建てられた海が見える平屋に引越し、草ボーボーの庭を楽園に変えようと奮闘中(←賃貸なので制限あり)。
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