「太る・老ける・疲れる」原因はたんぱく質不足かも…50才からの高たんぱくのスープレシピ4選【専門家解説】
健康やダイエットに必要不可欠な栄養素として、近年改めて注目が集まるたんぱく質。しかし、日本人の約7割がたんぱく質不足というデータもあり、実はなかなか摂取が難しいのが現実。肌や髪を美しく保ち太りにくい体を作る、女性にとっては重要な栄養をいかに摂るか徹底解説します。忙しい朝でもたんぱく質10g以上が摂れる、簡単スープのレシピを管理栄養士の北嶋佳奈さんが紹介。たっぷりプロテインでパワーチャージしませんか。
「太る・老ける・疲れやすい」はたんぱく質不足が原因だった!
人の体の約20%を占め、筋肉や皮膚、髪の毛などを作る材料となるたんぱく質。成人女性が1日に必要なたんぱく質量は約50gだという。その重要性について、循環器内科・抗加齢医学専門医の伊賀瀬道也さんに聞きました。マンガでわかりやすく解説します!
閉経後の女性に必須!朝のたんぱく質摂取が特に大切
食生活を変えていないのに体重が増えたり、疲れやすくなったと感じたら、「これが老化」とあきらめず「たんぱく質不足のサイン」と受け止めるべきと医師の伊賀瀬道也さん。
「閉経を迎えると、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌量が急激に低下。エストロゲンはコレステロールからも生成されるので、足りないエストロゲンを補うために体は脂肪を溜め込もうとするため、やせにくく太りやすくなります。また、加齢とともに筋肉量が減少すると、基礎代謝が落ちて体重は増加。筋肉量の減少は、将来的なフレイル(心身が衰弱した健康と要介護の間の状態)にも直結するので注意が必要です」
フレイルが進むと、うつや認知機能の低下、寝たきりになるリスクも上がるため注意が必要。
「忙しい現代人は朝食を抜きがちですが、たんぱく質は朝摂ることで最も効率的に筋肉が作られます。朝食でたんぱく質を積極的に摂るようにしましょう。また、たんぱく質の中でも肌や髪の素となるコラーゲンは食事では摂りにくいため、コラーゲンペプチドと呼ばれるコラーゲンの吸収率を高めたサプリメントなどで摂るのも効果的です」