食材をやわらかくする基本の調理法・コツ|介護食の基礎知識 見た目もよいやわらか食の作り方
蒸し器を使ってしっとりと
焼くと水分が蒸発し、食材が硬くなりがちだが、蒸すと水分を逃さずに調理でき、しっとり仕上がるのでおすすめ。特に蒸し器を使えば、水分を与えながら蒸せる。シリコンスチーマーやラップをかけてのレンジ加熱の場合、素材の持つ水分を利用するので、蒸し器よりも水分量は減ってしまう。
ホイルで包みフライパンやトースターで蒸し調理
「アルミホイルやクッキングシートで魚や野菜を包み、フライパンやトースターで焼くだけでも蒸し料理になります。脂の少ないあっさりした白身魚を、マヨネーズなどの油脂を含むタレを塗って焼けば、しっとり仕上がります」
蒸し調理例レシピ
鮭のホイル蒸し
<作り方>
【1】生鮭1切れは塩少量、酒小さじ1に漬けて5分置き、水気を拭いて臭みをとる。
【2】玉ねぎ1/6個は繊維を断つように切る。
【3】みそとマヨネーズ各小さじ1/2を混ぜる。
【4】アルミホイルにバター小さじ1/4を塗って【1】を置き、【3】を上面に塗って【2】をのせ、しっかり包む。
【5】フライパンに【4】を置き、中火で15分焼いて蒸し焼きにする。