1日2回で免疫力UP!納豆アレンジレシピ14選|納豆が洋風おかずやスイーツにも!?
国立がん研究センターの発表によると、納豆を日常的に食べている人は、脳卒中や心筋梗塞など、循環器系の病気による死亡率が低く、特に女性にその効果が顕著に表れるという。健康効果の高い納豆は1日2パック、毎日同じタイミングで食べるのがいいという。
→納豆のすごいパワーを発酵博士が解説|魚と食べると旨み7倍!たんぱく質は牛肉並み!?
そこで、1日2パックを毎日無理なく食べられる1週間アレンジレシピを料理研究家・柳瀬真澄さんが考案してくれました。
※レシピは特記以外2人分。電子レンジの加熱時間は600Wの場合。500Wは2割増し、700Wは2割減に。オーブントースターは機種により加熱時間が異なりますので調節してください。
「アレンジのコツは、炒め物や汁物など、普段の料理にちょい足しすること。チーズや漬けものなど、納豆と同じ発酵食品との相性もいいので合わせてみてください」(柳瀬さん)。1日2パック1週間、毎日違う納豆料理を楽しみませんか?
日曜:昼「納豆ハンバーグ」、夜「納豆のパイ」
<昼のメイン>
●納豆ハンバーグ
納豆のネバネバがつなぎとなり、ふわふわ食感に!
【1】ボウルに、合いびき肉200g、長ねぎのみじん切り5cm分、塩・こしょう各少量を入れてよく混ぜる。ねばりが出てきたら、ひきわり納豆1パックを入れてさらによく混ぜる
【2】【1】に、小麦粉大さじ1、卵1個、付属のたれ・からし各1袋を加えてさらによく混ぜる。2等分にして小判形にする。
【3】フライパンにサラダ油小さじ2を熱し、【2】を入れたら強火にする。両面に焼き色がついたら弱火にし、蓋をしてさらに両面を5分ずつ焼く。
【4】【3】の余分な油をペーパータオルで拭き、水・酒・麺つゆ各大さじ1を入れ、強火にしてハンバーグを煮からめる
【5】器に【4】を1個盛り、大根おろし30g、大葉2枚、5mm幅の半月切りのレモン1切れを添える。もう1人分も同様に盛りつける。
<夜のスイーツ>
●納豆のパイ
納豆がナッツ風味に!? 甘じょっぱい和風パイ。
【1】冷凍パイシート(19×11cm)3枚分は常温になるまでおき、それぞれを4等分に切る。
【2】納豆(小粒)2パックに付属のたれ2袋とはちみつ小さじ2を入れてよく混ぜ、12等分にする。
【3】【1】の各パイシートの上下の端を5mm分内側に折ってフォークなどで押さえたら、12等分した【2】をのせる。折り目の部分に、溶いた卵黄適量をぬる。
【4】約180~200℃のオーブントースターで、【3】を約10分加熱する。5分経過したあたりで、焼きムラができないようにパイの位置を変える(焼き色や膨らみが足りない場合は1分ずつ追加加熱を)。
月曜:昼「納豆とオクラのみそ汁」、夜「干し納豆の回鍋肉(ホイコーロー)」
<朝の副菜>
●納豆とオクラのみそ汁
旬のみょうがで爽やかな味わいに!
【1】鍋に、だし2カップと1cm幅の輪切りにしたオクラ2本分を入れ、中火にかける。
【2】【1】が煮立ったら火を弱め、みそ大さじ11/2を溶かし入れ、納豆(小粒)1パックを入れたら1分煮る。
【3】【2】に、みょうがのせん切り1本分を入れて火を止める。
<夜のメイン>
●干し納豆の回鍋肉(ホイコーロー)
干し納豆が中華調味料代わりに!
【1】ボウルに、しょうゆ大さじ1、甜麺醤(てんめんじゃん)・酒各大さじ1/2、豆板醤(とうばんじゃん)・砂糖各小さじ1を入れ、よく混ぜておく。
【2】フライパンにごま油大さじ1を熱し、3cm角に切ったキャベツ150g分とひと口大に乱切りしたピーマン1個分を入れ、全体に油が回るまで炒めたら、一度皿に取り出す。
【3】【2】のフライパンに、ごま油大さじ1/2を入れ、スライスしたにんにく1片分、5cm幅に切った豚バラ薄切り肉100g、干し納豆30gを入れ、肉の色が変わるまで炒める。
【4】【3】に、【2】と【1】を入れて炒める。
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火曜:昼「納豆ドライカレー」、夜「アボカド納豆」
<昼のメイン>
●納豆ドライカレー
干し納豆の旨みで味に深みが!
【1】フライパンに、サラダ油大さじ1とにんにくのみじん切り1片分を入れ、弱火で炒める。
【2】【1】の香りがたってきたら、みじん切りの玉ねぎ1/2個分を入れてしんなりするまで炒める。
【3】【2】に、鶏ひき肉150gと干し納豆60gを入れる。肉の色が変わるまで炒めたら、カレー粉小さじ4を入れて粉っぽさがなくなるまで炒める。
【4】【3】に、水1カップと固形スープの素1個を入れ、蓋をして中火で10分煮込む。
【5】【4】に、ケチャップ大さじ2とソース小さじ1を入れ、ひと煮立ちしたら、塩・こしょう各少量で味を調える。
【6】器にご飯1杯分を盛り、【5】の半量をかけ、万能ねぎの小口切り1本分を散らす。もう1人分も同様に盛りつける。
<夜の副菜>
●アボカド納豆
“ねっとり御三家”の相乗効果で栄養満点!
【1】ボウルに、納豆1パック、付属のたれ1袋、しょうゆ小さじ1、チューブわさび小さじ1/2を入れてよく混ぜる。
【2】皮と種をとったアボカド1/2個は2cm角に、クリームチーズ20gは1cm角に切る。
【3】【2】を【1】と和える。
水曜:朝「納豆のりチーズトースト」、夜「納豆ツナのクラッカー」
<朝のメイン>
●納豆のりチーズトースト(1枚分)
“お総菜トースト”が朝の元気をチャージ!
【1】食パン1枚にのりの佃煮大さじ1をぬる。
【2】【1】に、付属のからし1袋を混ぜた納豆(小粒)1パックを広げ、ピザ用チーズ30gを散らす。
【3】約180~200℃のオーブントースターで、チーズに焼き色がつくまで約7分加熱し、仕上げに青のり少量をふる。
<夜のおつまみ>
●納豆ツナのクラッカー
混ぜるだけなのに後を引くうまさ!
【1】ボウルに、ひきわり納豆1パックを入れ、付属のたれ・からし各1袋、しょうゆ小さじ1を入れてかき混ぜる。さらに、汁気を切ったツナ1缶分(約80g)を入れて混ぜる。
【2】【1】を器に盛って、青のり適量をふり、クラッカー(直径4cm10~12枚分)を添える。
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木曜:昼「ドライ納豆のキャラメリゼアイス」、夜「納豆ソースがけ白身魚と青菜蒸し」
<昼のスイーツ>
●ドライ納豆のキャラメリゼアイス
キャラメリゼするなら干し納豆がベター。
【1】フライパンに、水大さじ1、グラニュー糖大さじ3を入れて中火にかけ、焦げてきたらフライパンをゆすりながら全体が茶色(カラメル)になるまで加熱する(へらなどで混ぜるのはNG)。
【2】【1】の火を止め、熱湯大さじ11/2を入れ、再び弱火にかけてカラメルをゆるめる。干し納豆50gを入れ、水分を飛ばしながら納豆とカラメルをからめたら、クッキングシートに広げて冷ます。
【3】器に好みのアイスクリーム(バニラ、抹茶など)適量を盛り、【2】の適量をトッピングする。もう1人分も同様に盛りつける。
<夜のメイン>
●納豆ソースがけ白身魚と青菜蒸し
納豆のコク、酢の酸味が食欲をそそる!
【1】白身魚(たい、たら、すずき、ひらめなど)2切れは、3~4等分に切り、塩・こしょう各少量をふる。チンゲンサイ1株は、葉をバラバラにして3~4等分に切る。
【2】耐熱容器に【1】のチンゲンサイを入れて白身魚をのせ、酒大さじ2をふりかける。ラップをふわりとかけて電子レンジで約6分加熱する。
【3】ボウルに、ひきわり納豆1パック、しょうゆ大さじ2、酢大さじ1、砂糖小さじ1を入れて混ぜる。ごま油大さじ1を入れて混ぜ、チューブのにんにく・しょうが各1cm分、みじん切りにした長ねぎ4cm分を入れ、よく混ぜる。
【4】器に【2】を盛りつけ、【3】をかける。
金曜:昼「野菜スティックの納豆ディップ添え」、夜「納豆のスンドゥブ」
<昼の副菜>
●野菜スティックの納豆ディップ添え
“ひきわり”はまとまりやすいのでディップに最適!
【1】ボウルにひきわり納豆1パックを入れ、付属のたれ・からし各1袋、マヨネーズ大さじ1、すりごま小さじ1を入れてよく混ぜる。
【2】器に、棒状に切ったお好みの野菜(きゅうり、にんじん、セロリ、大根など)各適量を盛りつけ、【1】のディップを添える。
<夜のメイン>
●納豆のスンドゥブ(1人分)
免疫力アップの最強タッグ。「納豆&キムチ」がたっぷり摂れる。
【1】鍋に、水1カップを入れて強火にかけ、煮立ったら鶏がらスープの素小さじ1、キムチ50g、3cm幅に切った豚バラ肉2枚分、4等分に切った豆腐1/2丁を入れる。
【2】【1】が再び煮立ったら、みそ小さじ1を溶き入れ、軽く混ぜた納豆1パックを入れる。
土曜:昼「納豆とチーズの焼き餃子」、夜「さば缶納豆」
<昼のメイン>
●納豆とチーズの焼き餃子
たっぷり納豆と、とろ~りチーズが相性抜群!
【1】ボウルに、納豆(小粒)1パック、万能ねぎの小口切り2本分、ピザ用チーズ30gを入れ、付属のたれ・からし各1袋を入れる。よく混ぜて餃子の具を作り、6等分にする。
【2】餃子の皮(大判)6枚のふちに軽く水をつけ、各皮に6等分した【1】の具をのせて包む。
【3】熱したフライパンに、サラダ油大さじ1をひき、【2】の餃子を並べる。餃子の上から湯1/2カップを入れ、蓋をして強火で蒸し焼きにする。
【4】【3】の湯がなくなったら中火にし、ごま油少量を入れ、焦げ目がつくまで焼く。
<夜のおつまみ>
●さば缶納豆
こってりみそ味が豆の風味を引き出す!
【1】ボウルに、さばのみそ煮1缶(約200g)を汁ごと入れ、フォークで軽くくずす。
【2】納豆1パックに付属のからし1袋を入れて軽くかき混ぜたら、【1】と和える。
【3】器に【2】を盛りつけ、玉ねぎのスライス1/6個分をのせる。
取材・文/佐々木めぐみ 料理・スタイリング/柳瀬真澄 撮影/菅井淳子
※女性セブン2021年4月15日号
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