洗濯ばさみ&輪ゴム健康法|家ごもりの不調を改善
紹介するたびに「カンタンなのに効果的!」と好評を博してきた「輪ゴム健康法」と「洗濯ばさみ健康法」。どちらも東洋医学に則った自分でできる健康法で、手を刺激することで全身の不調を改善できるのが特徴だ。
東洋医学では“手は全身の縮図”といい、手を刺激すれば全身に影響が及び、血液やリンパ液の流れが整い、痛みや不調が改善できる。
→1回1分で腰痛、肩こりも改善!家で簡単にできる洗濯ばさみ&輪ゴム健康法
1回った1分!全身の血液、リンパの流れを促す健康法
新型コロナウイルスに負けぬよう、食事に気をつけている人は多いと思うが、さらにこの健康法で、全身の血液やリンパ液の流れを促して免疫力を高めたい。
輪ゴムや洗濯ばさみといった身近にあるものを使う健康法を考案した、鍼灸師でアジアン・ハンドセラピー協会理事の松岡佳余子さんに、体の調子を良くするワザを教えてもらった。1回たったの1分、“ながら”でできる健康法。体の変化を確かめながら行って。
《手と体の相関図(左手)》
血流を促し、バランスを整える【輪ゴムかけ】
■用意するもの:輪ゴム両手に1本ずつ
血流の滞りやすい指に輪ゴムをかけて手を握ったり開いたりすることで、指もみや手もみと同様の刺激が得られる「グーパー指輪ゴム」。指先に集中した毛細血管を刺激することで全身の血流が改善でき、免疫力が高まる。さらに、指の股部分も刺激すれば、全身の関節の動きも整えられる。
【1】親指の爪の生え際あたりに輪ゴムをかけ、1回ねじる。
【2】1回ずつねじりながら人差し指から順に、小指まで巻きつける。
【3】輪ゴムが爪の生え際にあることを確認する。反対の手も同様に。
【4】じゃんけんの「グー」「パー」をするよう、1秒かけて握り、1秒かけて開く。10回繰り返し、輪ゴムを外す。
【5】親指から小指まで、指の付け根に輪ゴムが当たるように巻き、【4】と同様に10回握り開きし、輪ゴムを外す。反対の手も同様に行う。
不快症状&高血糖も改善する【洗濯ばさみもみ】
■用意するもの:洗濯ばさみ片手に5~6個
基本の「洗濯ばさみもみ」は、体の内部を刺激し、あらゆる体調不良を改善できる万能の方法。
「寝る前に行えば一日の疲れが取れ、起床時に行えばすっきり目覚めて一日を快適に過ごすことができます。特に血糖値を下げる効果が期待できます」(松岡さん)。
【1】洗濯ばさみの先端が爪の付け根にくるように、爪の横側を洗濯ばさみではさんで30秒~1分キープ。反対の手も同様に。
【2】親指から小指までの指の股と、親指と小指の付け根を30秒~1分はさむ。反対側の手も同様に行う。
【3】爪と第一関節の間を、指の横側から洗濯ばさみではさみ、30秒から1分キープする。反対の手も同様に行う。
イラスト/いばさえみ
※女性セブン2020年5月7日・14日号
https://josei7.com/
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