今注目の《充電式カイロ》SDGsでポカポカ!選び方やメリット・デメリットを家電の達人が指南
通年手足が冷え、使い捨てカイロを活用しているシニア世代の人も多いのではないだろうか。しかし一度使ったらゴミとして捨ててしまうのはSDGsの流れに反するかも? そこで今注目なのが繰り返し使える「充電式カイロ」だ。シニア世代におすすめのタイプや選び方を、家電の達人・田中真紀子さんに教えてもらった。
教えてくれた人
田中真紀子さん / 家電ライター
家電ライター/家電を生活者目線で分析し、雑誌やウェブで紹介する家電のスペシャリスト。特に白物家電・美容家電に詳しい。自宅には最新家電を中心に200以上を所有し、年間300以上の記事執筆・監修に携わる。テレビ・ラジオにも多数出演。公式HP https://makiko-beautifullife.com/
充電式カイロのメリット・デメリット
充電式カイロとは、どのようなもので、どんな種類があるのだろうか。
「代表的なのはバッテリーを内蔵し、USBケーブルなどで充電して使うタイプ。本体に内蔵した発熱素子やサーモスタットなどにより温まり、快適な温度に保たれる仕組みです。ボタンを押してから適温になるまで時間もかからず、手軽に使えます」(家電ライター・田中真紀子さん・以下同)
使い勝手や安全性はどうなのだろうか?
「使い捨てカイロは長時間使えるものが多いので、外出先では重宝しますよね。ただし開封すると一度しか使えませんし、自治体によって不燃ゴミに分類されることもあり、処分に手間や費用がかかることも。
また、発熱を止めることはできないので、『買い物に行く数十分だけ使いたい』といった使い方はできません。温度は平均して50度台、最高で60度台に達することもあるため、低温やけどの心配もあります。
その点、充電式カイロなら繰り返し何度も使え、電源を入れている間だけ使えるといったメリットがあります。また温度も40℃台に抑えるなど、低温やけどにも配慮されています。
一方、デメリットもいくつかあります。温度がそれほど高温にならないため、かなり寒いときには十分な暖かさを感じにくいかもしれません。そもそも充電しないと使えません。
なお、連続使用時間は製品によってバラつきがあり、使い捨てカイロよりは短いものが多いでしょう。さらに温度帯が選べるタイプの場合、高温で使うと使用可能時間がより短くなるので長時間使用には適していません」
充電式カイロの価格は?
充電式カイロの価格帯は1000円台、2000円台のものもあり、高いものだと5000円程。一方、使い捨てカイロは1個30円前後なので、冬場に毎日使い捨てカイロを手放せない人は、充電式カイロの方がお得といえそうだ。
選び方のポイント
さまざまなタイプがある充電式カイロだが、シニア世代はどのようなものを選ぶとよいだろうか。
タイプやデザインが進化中
まずは、どのシーンでどう使うかを考え、用途に合わせた形状を選ぼう。
「手で握ったり、衣服のポケットに入れたりして使いたい場合は、一般的なカイロタイプを選びましょう。大きさや重さを確認しておくとよいでしょう。
手首や足首、指先など末端の冷えが気になる人には、ベルトタイプがおすすめです。冷え防止には首・手首・足首の“3つの首”を温めるのがいいとされています。手首や足首に巻いて使えますし、両手が空くので移動中や作業中などにも便利です。
また、耳を温められるイヤーマフタイプもあります。このほか、ヘッドホンのように首にかけて使うタイプは、首に当たる部分のプレートを“温・冷”切り替えて使えます」
機能や安全性を確認
「一定時間経過すると自動でオフになる機能を搭載したタイプなら、切り忘れや低温やけどが心配な人にも安心です」
温度設定や、誤動作を防ぐ機能があるかも確認しておきたい。
持続時間は要チェック
続いてチェックしたいのが持続時間だ。
「特に温度帯が選べるものは、高温で使うと使用可能時間が短くなるので、持続時間を確認しておきましょう。
一度の充電で何時間使えるのか、外出時間分はカバーできるのか。いずれの場合も充電が必要ですが、充電自体は付属のケーブルを本体に挿すだけなので手軽にできます。
高齢の親御さんにプレゼントする場合は、最初に充電方法などを一緒に確認してあげると安心ですね」
バッテリー搭載タイプにはご注意を
「充電式カイロには、バッテリーが搭載されているタイプもあります。近年、バッテリーの発火事故が問題になっています。商品のホームページなどを事前に確認し、製品情報やリコール情報、企業の実績や事故歴などがないかチェックしておくといいでしょう」
上記をふまえ、シニア世代におすすめの充電式カイロを教えていただいた。
