死を招く誤嚥性肺炎を防ぐ のみ込む力を鍛えるトレーニング法
Lesson3 発声トレーニング
嚥下と発声は、ほぼ同じ筋肉を使っている。発声によるトレーニングものみ込み力アップに効果的だ。歌うことが好きな人なら、カラオケはのどトレに最適なので積極的に!
高い声を出すとのど仏が上がり、低い声を出すとのど仏が下がるので、音程が上下する曲を選んで歌うと良い。高音と低音が混ざった石川さゆりの『津軽海峡・冬景色』や、キーの高い松任谷由実の『春よ、来い』などがおすすめだ。お風呂や車の中で、ひとりで歌っても◎。
発声トレは、声を出すことで、のど仏の筋肉と肺の機能を同時に鍛えられる効率のよいトレーニングだ。
Lesson1~3の中からそれぞれ1つずつメニューを選び、毎日飽きないように続けるのがポイントだ。
「体力が落ちた高齢者でも無理なく実践できるように、どれも簡単なメニューに設定しています。何よりも長く続けることが大切です。忙しい人は、【1】の『ごっくんトレーニング』だけでもOKなので、毎日続けてみてください。テレビを見ながら、お風呂に入りながら、約5分で簡単にできますよ」(西山さん)
イラスト/MARI MARI MARCH
※女性セブン2017年7月20日号
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