約2人に1人がマットレスにカビ 就寝時のかゆみや長引く咳の原因になることも?クリーニングを検討すべきサインと寿命の目安
専門業者のクリーニング現場に密着。ゴミやほこりの吸引からダニ対策までシングル片面で約2時間で完了。どんなことをしているのかを知れば、セルフケアのヒントになるかも!?
【1】寝具用クリーナーでゴミを吸い込む
まずはベッド周辺を養生し、床には防水シートを敷く。UVランプ搭載の寝具用クリーナーでゴミやほこりなどを吸引する。
【2】アルカリイオン水を表面に噴霧する
皮脂汚れなどを分解する働きのあるアルカリイオン水を噴射。水が主成分なので人体に害はなく、環境にもやさしい。
【3】ブラッシングして汚れをなじませる
ブラシでマットレス表面をブラッシングしてアルカリイオン水と汚れをなじませる。シミがある場合は、シミ抜きを行う。
【4】100℃のスチームで汚れを浮かせる
100℃のスチームが出るクリーナーを全体にかけ、汚れを浮かせる。ダニは60℃以上で死滅するため、ダニ退治にもなる。
【5】汚れがひどい場合は電動ブラシも稼働
電動ブラシでさらにブラッシングして汚れをかき出す。マットレスの汚れの状態により、この工程は省く場合もある。
【6】すすぎながら汚れを回収する
消泡、再汚染防止、柔軟、乾燥促進、防カビなどの効果があるリンス剤を加えた液剤「リンサークリーナー」ですすぐ。
【7】布団乾燥機でしっかり乾燥
布団乾燥機を2台使用し、マットレスを乾燥させる。完全に乾かすことが大切なので、この作業だけで1時間前後を要する。
【8】ダニ対策スプレーをかけて終了
マットレスが完全に乾いたら、ダニ対策スプレーを全体に噴霧して終了。両面クリーニングをする場合、同じ作業を繰り返す。
<業者を選ぶポイント>アレルギーについて詳しいかチェックすべし!
マットレスクリーニングを手掛ける前出の沓掛さんの仕事に密着させてもらったところ、現場に行く前に、まずはマットレス素材の確認が重要だという。
「お客さまにはメーカー名と購入年をうかがい、そこからマットレスの素材を調べます。クリーニングには高温スチームを使用するので、基本的にウレタン製の低反発マットレスなど、ノンコイルマットレスは扱えません」(沓掛さん・以下同)
依頼者は乳幼児やペットのいる家庭が多く、セルフケアでは落とせないおねしょやワインなどの汚れ、染みついた悪臭の除去を希望する人が多いという。
「医師からダニやカビのアレルギーと診断されて依頼する人も増えています」
業者を選ぶ際は、実績や口コミも大切だが、アレルギー対策について説明や指導ができる「カビ・ダニ測定士」などの資格があるかどうかも確認しておくといい。
取材・文/土田由佳 写真/Getty Images、編集部
※女性セブン2026年3月19日号
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