81歳おじいちゃん医師が伝授「幸福な老後を迎える」8つの極意と「健康診断で見逃してはいけない」4つの重要項目
【1】「寝たきり」の予防が第一
生活の質(QOL)を著しく下げる「寝たきり」に至るのは、がんより脳卒中や心筋梗塞などの血管障害が多い。生活習慣の改善で動脈硬化を防ぐことが健康長寿の最大のカギとなる。
【2】健康診断の4大重要項目を見逃さない
健診結果で見逃してはいけないのは「脂質」「HbA1c」「肝機能」「貧血」の4つ。とくに貧血の所見は重大な病が隠れている可能性があるので必ずチェックする。
【3】かかりつけ医は技術より相性で選ぶ
健診結果を含めて、相談できるかかりつけ医を見つける。内科医でひとりに絞るのが理想。どの開業医も一定レベルの医学教育と臨床経験を積んでおり、基本的な医療知識や技術は差がない。病院の雰囲気や話しやすさなど相性を重視して選ぶ。
【4】救急車を呼ぶ基準を知る
命に関わる重病サインを見逃し、「様子見」を選んで死亡するケースが多い。手足の力が抜ける、痺れが生じる、ろれつが回らない、突然の激しい頭痛、胸の真ん中に重苦しい痛みが生じる、吐き気を伴う強烈な腹痛があれば迷わず救急車を呼ぶ。
【5】「頑固さ」と向き合う
年齢を重ねるにつれて思考の柔軟性が失われる。他人の意見に耳を傾けつうつ、自分と違う考えの人に出会っても「相手を変えることはできない」と前向きに諦める。
【6】1日に1つは予定を作る
「何も予定がない日」が続くと脳機能が衰え認知症リスクになる。スーパーに行く、妻と映画を見る、など小さなことでもいいので1日に1つは予定を作り、手帳に書き込む。これだけで生活にメリハリが出て、認知症予防になる。
【7】認知症の利点を知る
90歳を超えれば男女ともに半数以上が認知症になる。過度に不安にならず、利点があることを知っておく。「死の恐怖が和らぐ」ため、最期まで笑顔でいられるケースも多いという。
【8】在宅医療、在宅介護サービスを調べておく
施設ではなく、自宅を終の棲家にしたいと願う人は多い。そのためには在宅医療サービスを事前に調べておくことが必須。医療の連携システムは地域格差があり、満足のいく体制が提供されているとは限らない。要介護になった際に備え、ホームヘルパーやデイケアサービスも調べておく。
※週刊ポスト2026年1月16日・23日号
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