占星術研究家・鏡リュウジさんが教える12星座別「風の時代」に幸運をつかみとるポイント
美的感覚が研ぎ澄まされ、新たな関心を抱く時期
もともと優れた美への感覚が備わっている天秤座ですが、2025年は、ほかの誰とも違う美意識や、洗練された会話を楽しむために、教養を身につけたいと思うようになりそう。ただ、少し照れる気持ちが働いて、よく知っている分野の話でも「あまり詳しくないんだけど」などと謙遜しがちに。
それでは同じ趣味嗜好の人と出会う機会が減ってしまいます。少しずつでいいので、自分が何を好きか、表に出していくようにしましょう。
好きなものは、「好き」と言っていいんだと実感でき、新しく好きになるものも出てきそう。ただ、美的感性が話題となるようなニュースにはあまり関心を持てないかもしれません。それは、あなたにとって重要なのが社会全体の意識ではなく、自分の内面にあるものだから。無理に関心を持とうとしなくてもよさそうです。
<開運ポイント>身近なことに立ち返って考える
「時代の流れについていけない」「どう振る舞ったらいいかわからない」などと悩んだときは、身近なことに立ち返ると自分を取り戻せます。親しい友人や家族に話を聞いてもらったり、近所を散歩したりして、自分をフラットな状態に戻すといいでしょう。八方塞がりで打つ手がないと感じた問題も、自然と対応策が思い浮かぶはず。
【8】蠍(さそり)座
間違いを怖がらず許容していく
情報の受け取り方、生かし方に関する見直しが求められる2024年の後半。SNSで拡散した投稿が、実は間違っていたなどの苦い記憶があるなら、次に同じようなことがあったら、今度はきちんと調べてみる、あるいは、一時の気分で拡散せずに自分の胸の中に留めて様子を見るなど対策を立てると、これからに生かすことができます。
年内に自分なりの方法が見つかれば、身近な人とのやりとりも充実し、情報やコミュニケーションを楽しめるようになるでしょう。2025年は、純粋さ、完璧さがテーマとなるため、間違うことや間違いを認めることが苦しく感じられるかもしれませんが、年内にそんな自分を見直しておくと意地を張らずにすんで、完璧ではない自分を責めることもないでしょう。
過度な倹約やオーバーワークなどやりすぎは禁物です。
<開運ポイント>細かいことを気にしすぎず、大らかに受け止める
カリスマ的な人気を集めることもある蠍座。周囲の羨望のまなざしと完璧主義が重なると、どんどん視野が狭くなってしまいます。
自分と違う意見にも耳を傾け、興味のないジャンルにも目を向けてみると、世界が広がっていくでしょう。自分のミスも周囲の間違いにも寛容になると、閉鎖的になるのを避けられるはず。
【9】射手座
安定志向になりそう。挑戦する心を忘れずに
2024年の間にお金の使い方を見直しておきたい運気。安定を求める気持ちが強まり、冒険家気質の射手座にしては珍しく、守りの行動が増える時期です。
なかでもお金については保守的になりがち。新NISAなどへの関心はあっても、元本保証がなければ手を出したくないと後ろ向きになりやすいでしょう。
ただ、射手座は毎年12月に心機一転の運気が巡るため、判断を誤らなければチャレンジもあり。金額を決めて投資する、この基準で手を引くなど、自分なりのラインをはっきりさせておけば、情報に振り回されることもなく、主体的に動けるでしょう。
2025年は自分の才能を信じたい気持ちと、「それを前面に出して、もし認められなかったらどうしよう」という恐れがせめぎ合いそう。空回りしてもいいと腹をくくり、信じた道で認められれば、自信がつきます。
<開運ポイント>見栄を張らずに、自分自身で勝負を
失敗への不安から自分を大きく見せたくなり、派手好みになったり、周囲に見栄を張ったりしがち。
張り子の虎になっては、結局、恐れた結果を引き寄せてしまうことに。不安であればあるほど地道に努力して実力をつけ、きちんと中身のある自分になることが大事。
真摯な頑張りはきっと認められ、望んだ成果を得られます。
【10】山羊座
何が変わったかを確かめ、運命の新たな章へ!
山羊座はこれまで、2008年から続く冥王星の課題と粘り強く向き合ってきたことでしょう。11月の移動に向けて、この十数年の意識や、自分のポジションの変化を改めて見つめると、心の奥から自然と「もう大丈夫」という思いが湧き上がってくるはず。
逆に、思い当たるところがない場合は、まだ変わった自分に気づいていないのかも。
古い手帳や画像フォルダなどを見返し、いまでは普通に感じている変化を実感してみてください。これからは、さらに働き方を変え、お金に対する意識も変化する局面に入るため、山羊座の人生は長期スパンで見ると以前とはまるで違ったものになっていくでしょう。
2025年からは運命という本の第二章に入ったと思い、いままでにない視点で人生と向き合ってみましょう。振り返ればこの時期が大きな分岐点だったと感じるはずです。
<開運ポイント>いい出会いで状況一変。受け身でじっくり待って
さまざまな変化の重要な突破口となるのが、幸運の星・木星の後押しもある、働き方についてです。
ただ、例えば親しい仲間とビジネスを立ち上げようとしても、金銭面でモメて空中分解するなど、課題は山積み。しかし目を見張るようなアイディアを出してくれる人との出会いがあなたの働く環境を一新。その出会いを待ってみて。
【11】水瓶座
運命の課題を終えて、次のステージに向かう
長期にわたって信頼と裏切りの課題と向き合ってきた水瓶座。2024年の終盤にきて、また「あのとき解決したじゃない」と言いたくなるようなことが起こるかもしれません。
しかし、それは過去の再来ではなく、向き合ってきた物事を終える、最後の仕上げとなりそう。チェックリストに全部しるしをつけて、運命のレッスンを修了しましょう。
11月までは気が重くても、12月には新しい趣味を見つけるなどうれしい出来事も。
2025年からはいままでの自分から脱皮し、新しい自分を築き上げていく時期に入るため、できるだけ広い視野で未来を見つめていきましょう。ネット環境の整備やスマホの機種変更は幸運への入り口。情報が入りやすくなります。ただ、不確かな情報もちゃんとしたニュースに見えてしまうので、ネット情報の真偽を判断する、よりしっかりとした力を身につけることが大切です。
<開運ポイント>最新情報をつかみ、アナログも忘れない
優れたエンターテインメントからインスピレーションを得られる一方で、流行に乗り遅れることへの不安も増加。ずっとスマホを手にしてSNSを見続けてしまうと主体性がなくなり、本末転倒です。定期的なデジタルデトックスや、リアルな友人との交流が判断力のキープに。「客観的な考え方ができているかな?」と自問自答を。
【12】魚座
交友関係の広がりを再確認し、絆を深める
心を許せる大切な人たちとの間で、ゆったりとした交流を持つことの多い魚座ですが、2008年からの自分を振り返ると、意外にも、異業種や異なる個性の持ち主とのコミュニケーションが増えていることに気づきそう。この年末までの期間に、そうした新しい分野の知り合いと久しぶりに話したり、かかわったりする機会ができて、「そういえば、以前なら友人にはならなかったかも」なんて再確認をすることになりそう。
そこから、より密度の濃い関係を築いていくため、2025年からはお互いの心のラインにグッと踏み込む場面も出てくるでしょう。
それにより「まさか、こんな人だったなんて」とがっかりしてしまうこともありそうですが、信頼関係を深めるために距離を縮めるアクションは不可欠。失望を恐れず、本当に心を預けられる人はいると信じて、新しい形でのチームを築き上げてください。
<開運ポイント>何か違和感があるときは動かない決断も必要に
自分の中にある、身内感覚や居場所の刷新と向き合うことが変化の波に乗る鍵となります。いまあるものを壊したくないと思う気持ちから、小さな違和感を見過ごすと、かえって問題が大きくなります。特に結婚や離婚、再婚は慎重に。お祝い事でも心身に負担がかかりやすいため、疑問があれば一度保留にすると安心。
取材・文/浅島尚美(説話社) 写真/PIXTA
※女性セブン2024年9月19日号
https://josei7.com/
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