58才記者の悩み「ひざがポキポキ鳴る」原因は変形性膝関節症の初期症状だった!対処法を医師が解説
まずは痛みをとるための処方が中心の保存療法からスタート。重症化すると大がかりな手術が必要になる場合も。
※費用は保険適用で3割負担の場合の目安
【1】保存療法
●消炎鎮痛剤(痛み止め)
内服薬で痛みを抑えるが、常用による副作用が心配。
●ヒアルロン酸関節内注射
軟骨が摩耗した関節にヒアルロン酸を直接注入する。効果は数週間持続し、片ひざ注射1回、約1000円。
【2】ラジオ波治療
ひざ関節に細い針を刺し、ラジオ波を照射して痛みを抑える。2023年6月から保険適用となり、効果は1~2年持続。約5万円。
【3】装具療法
杖や歩行器、ひざに装着して歩行をサポートし、痛みを緩和する装具などがある。医師の判断により保険適用されることがあるが、その場合でも自費で支払った後で、「医証(※3)」をもらって保険者に提出すれば、差額が受け取れる。装具によるが、費用は5万~100万円程度(自費負担額)。
(※3)医証は、医師の証明書の略。
【4】手術療法
人工膝関節置換術などの大がかりな外科手術で約60万~80万円。入院が必要なため、部屋代などがプラスされる。高額療養費制度を利用すれば、10万円程度に抑えられる。
取材・文/山下和恵 撮影/菅井淳子
女性セブン2024年2月22日号
https://josei7.com/
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