干物の聖地!静岡・沼津で学ぶ「干物のおいしい食べ方、選び方」栄養価を専門家が解説
「頭が小さい魚は脂がのっています。また、身から尾にかけてふっくら丸みがある魚は肥えている証拠。さらに魚も腹と背に脂がのっているほうが、ジューシーでおいしいですよ」
おいしさを左右するのは脂ののり方。中心部分が白く、脂がのっている魚は背脂たっぷり。
「腹脂は必須。これは焼くと流れやすいため、さらに背脂があるとベター。焼いても脂の旨みがしっかり残ります」
カネモトさん直伝手軽でおいしい食べ方
直売所では、妹の昌代さんが食べ方のコツを教えてくれた。「焼くときはじっくり弱火で。冷凍の場合も解凍せず弱火で焼いていきます。店では定番以外にもいろんな魚の干物を販売しているので、好みの魚を見つけるのもおすすめ」。
干物を知り尽くした山田さんも絶賛する、七輪焼き。魚の香りが立ち昇り、炭火で焼き上げられた身はふっくらホロホロ。
くせのないえぼだいの干物は、炊き込みご飯にしてもおいしい。「皮と骨ごと炊き込み、味つけはシンプルにしょうゆとお酒のみ」。
【Shop Data】
カネモト
全国から厳選した魚をていねいに加工。加工場に隣接する直売所からは、こだわりの干物の地方発送も可能。
住所:静岡県沼津市西島町13-22
撮影/鈴木江実子
※女性セブン2023年11月16日号
https://josei7.com/
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