ほっけのエスニックサラダ、ししゃもの春巻き|干物をアジア風に…藤野嘉子さん
いつでもお手頃な価格で買える魚の干物は、食卓の強い味方。アレンジ次第でどんな料理にも使える万能食材なんです。今回紹介する、『ほっけの干物』はボリュームがあり、チーズなど洋風の食材やエスニックとも合いますし、『ししゃもの干物』は弁当やおつまみに使い勝手が良く、揚げるとパリパリして食べやすいのが特徴。
人気の料理研究家・藤野嘉子さんがカリッ&パリッとした食感が楽しい2品のレシピを考案してくれました。食べ応え抜群で、ピリッとした味付けに、お箸が止まりませんよ。
ほっけのエスニックサラダ
カリッとした肉厚の身が食欲をそそる。
<材料>
ほっけの干物…1枚
サラダ油…大さじ2
紫玉ねぎ…1/2個
パクチー…適量
くるみ…10g
<A>
レモン汁…大さじ1
ナンプラー…大さじ1
砂糖…小さじ1
ごま油…大さじ1
赤唐辛子(種を取って輪切り)…1/2本
<作り方>
【1】ほっけは、頭、ひれ、尾を取り、背で半分に切り分ける。フライパンに油を熱し、弱めの中火で両面を4~5分揚げ焼きにする。取り出して、大きめに手でちぎる。
【2】玉ねぎは繊維に対して垂直に薄切りにし、水にさらして水気を切る。パクチーは葉をちぎり、玉ねぎと混ぜる。
【3】【2】を皿に盛り、粗く刻んだくるみを散らし、ほっけをのせる。混ぜ合わせた<A>をかける。
★ポイント
白身のほっけは、ナンプラーやパクチーなどアジアン素材とよく合う。
★この干物で作れる!
ほっけ
さば
→干物アレンジ簡単レシピ|あじの干物の豆腐和え・かますの干物で炊き込みご飯
ししゃものゆずこしょう巻き
春巻き風のクリスピー食感がクセになるおいしさ。
<材料>(10本分)
ししゃもの干物…10本
青じそ…6枚
ギョーザの皮…10枚
サラダ油…大さじ2
<A>
みそ…大さじ1
ゆずこしょう…小さじ1/2
<作り方>
【1】ボウルに<A>を入れて混ぜ合わせ、青じそは半分に切る。
【2】ギョーザの皮を並べ、青じそをのせ、混ぜ合わせた<A>を小さじ1/4くらいおいて、ししゃもをのせて巻く。巻き終わりは水をつけて止める。ししゃもの頭が出るくらいが目安。
【3】フライパンに油を熱し、【2】を並べる。両面返しながらふたをして5~6分揚げ焼きにする。こげやすいので注意。残りの青じそを皿にしいて盛る。
★ポイント
子供用には、ゆずこしょうの代わりにチーズやマヨネーズで。
★この干物で作れる!
ししゃも
→干物アレンジ簡単レシピ|あじの干物の豆腐和え・かますの干物で炊き込みご飯
教えてくれた人
料理研究家 藤野嘉子さん
テレビや雑誌で活躍するかたわら、料理教室「おうちごはんを楽しむ会」を主催。今年から始めたYouTubeチャンネル「嘉子さんの初めて料理教室」は登録者数1万人超え。
撮影/鈴木泰介 撮影協力/UTUWA
※女性セブン2020年11月19日号
https://josei7.com/