食費節約に貢献!《100円ショップで買うとお得な食料品とは?》「スーパーより30円安いスナック菓子も」【節約アドバイザー指南】
物価高騰が今後も続くことが予想される中、少しでも食費を節約したいもの。そこで役立つのが100円ショップの食材だ。どんなものを買えばスーパーで買うよりお得なのか、節約・家事アドバイザーの矢野きくのさんに教えてもらった。
この記事を執筆した専門家
節約・家事アドバイザー・矢野きくのさん
節約・家事アドバイザー。防災士の資格を持つ。家事の効率化、家庭の省エネを中心にテレビ・講演・連載などで活動。NHK『ごごナマ』準レギュラー他テレビ出演多数。新聞での連載のほか自動車メーカー、家電メーカーなどの企業サイトでコラムの執筆経験も。近年は中高年層の家事アドバイスや家庭でできるSDGsについての講演、SNSでの情報発信でも活動している。著書『シンプルライフの節約リスト』(講談社)、『「節電女子」の野菜レシピ!
節約に貢献する100円ショップの食料品とは?
物価高が続く中、とくに食費に関してはコメ価格の高騰をはじめ、あらゆるものが値上がりしているので、少しでも食費を節約したいと思われるかたも多いでしょう。そのような時に利用したいのが100円ショップ。
「100円ショップの食料品は量が少ないんじゃないの?」と思われるかたもいるかもしれません。そもそも100円ショップで食料品を買うという習慣がシニア世代にはあまりないかもしれないですね。しかし100円ショップならではの食料品や調味料の買い方というのもあるのです。
そこで食費節約に役立つ100円ショップの食料品の買い方についてご紹介します。食料品を多く扱っている100円ショップの中でも、ダイソーで販売されているものを例にご紹介します。他のショップでも選び方は同様だとお考えください。
スナック菓子は容量も同じでスーパーより約30円お得
有名メーカーのものでもスーパーやコンビニよりも低価格、100円(税込108円)で販売されているものもあります。もちろん内容量は同じです。
スーパーやコンビニでは店舗によって価格も異なりますが、筆者がチェックした店舗では、『キャラメルコーン』(トーハト)が128円(税込138.24円)、『プライドポテト』(湖池屋)が129円(税込139.32円)でした。30円前後の差ですが、このようなスナック菓子を頻繁に買うお宅であれば、かなり節約につながります。また100円ショップなら常に100円(税込108円)なので、底値をチラシで見比べる手間も省けるという点でもおすすめです。
頻繁に使わない調味料は100円ショップサイズがベスト
「いつ開封したか分からない」という調味料が冷蔵庫に眠っているご家庭も多いのではないでしょうか。
商品やメーカーに差がありますが、多くの調味料が開封したら2週間から1か月以内に使い切ることが理想とされています。そうなると食が細くなったり家族の人数が少ないシニア世帯では、スーパーで売っているサイズは大きすぎるのではないでしょうか。
そもそも開封して時間が経過した調味料は風味も味も落ちてしまい、せっかくお金をだして買った質ではなくなってしまいます。
そのため、多少割高でも100円ショップの小さいサイズの調味料を買ったほうが、結果的においしい状態で消費することができますよ。
1度に食べきれない珍味も100円ショップがおすすめ
お酒のアテになりそうな珍味も100円ショップには多くあります。スーパーなどで売っているサイズだと大きくて食べきれず、1度開封すると湿気てしまい味が落ちてしまうものもありますよね。そのような場合にも100円ショップの珍味がおすすめです。種類がたくさんあるので、少量タイプの商品をいろいろ揃えてみるほうが楽しめるのではないでしょうか。
お店によって違いがありますが、ダイソーだと10g~20g程度の珍味が100円(税込108円)で買うことができます。
スーパーではあまり見かけない商品を見つける喜びも
100円ショップの食料品には一般的なスーパーやコンビニではあまり見かけない食料品が置いてあることもあります。日本国内の地方の調味料やふりかけ、輸入調味料やインスタント袋麺、缶詰など。日頃、使ったことがないものでも、100円なので気軽に挑戦できるのではないでしょうか。
この他レトルトカレーやレトルトのパスタソース、丼の具なども種類が豊富です。お菓子類も流行りのスナック菓子から、昔ながらの駄菓子まで揃っている100円ショップもあります。
年々取り扱われる種類も増えている100円ショップの食料品。まだ利用したことがないかたは、ぜひ一度ゆっくり覗いてみてはいかがでしょうか。