老眼や疲れ目に!魔法のアイトレーニング「10秒エクササイズで目の不調を撃退!」
「目を動かし筋肉をストレッチさせることで、筋肉がほぐれ血行がよくなります。眼鏡やコンタクトをつけたままでできるので、家事や仕事の合間にぜひやってみてください」(医学博士・Y’sサイエンスクリニック広尾統括院長 日比野佐和子さん)
「グーパーまばたき」
【1】両目の眼球を鼻にギュッと寄せるように目をつむる。
【2】2秒つぶったら、目をパッと大きく開く。そのまま2秒キープする。
「8点ぐるぐる体操」
【1】顔をまっすぐ前に向け、目だけ真上を見て1秒キープする。
【2】【1】と同じように1秒ずつ、斜め左上、左横、斜め左下、下、斜め右下、右横、斜め右上、上を見て、目を1周させる。
【3】また真上から順に、反対回りで目を動かす。
「親指うず巻きエクササイズ」
【1】片手を前に突き出し、親指の爪を見つめる。
【2】顔よりも大きな円を描きながら手を顔に近づける。このとき、目は親指の爪を追いかける。
【3】目と目の間に親指の爪が来たら、反対回りの円を描いて手を少しずつ遠ざける。
「親指段階スライド」で筋肉をストレッチ
【1】爪の位置が目と目の間の延長線上にくるよう、片手を前に伸ばし親指を立てて、爪を1秒凝視する。
【2】腕を伸ばしきった半分の位置で親指を止めて、1秒凝視する。
【3】顔にできるだけ近い位置の目と目の間に親指を立てて寄り目にし、1秒見つめる。
今すぐ始めたい6つの視力回復習慣
エクササイズと共に続けて欲しいのが下記6項目。今すぐにでも始められるので、是非こちらも意識してやってみて欲しい。
【1】老眼は「ピント機能」の衰え
「映像や光は角膜と水晶体を通して目に入り、網膜に映し出され、視神経を通じて脳に伝わり認知されます。その過程で毛様体筋が伸縮してピントを合わせますが、この筋肉の衰えでピント機能の調整が低下することで近くが見えづらくなるのです」(日比野さん・以下同)
【2】ブルーライトが疲れ目の原因に
「パソコンやスマートフォンなどから発せられるブルーライトは目に見える光の中で最もエネルギーが強い光です。紫外線などと違って角膜や水晶体では吸収されず、目の奥までダメージを与えます。また、光が散乱しやすくピントが合わせにくいことも目が疲れる要因です」
【3】老眼も眼精疲労も血流が解決(1)
「毛様体筋の緊張が続きこわばることで血流が低下すると、酸素が充分に行き渡らなくなり、疲れ目など機能低下の原因となります。ホットタオルで目の周りを温めると、筋肉が緩み血流を促進。温めたタオルを閉じたまぶたの上において、およそ2分間そのままにするだけでOKです」
【4】老眼も眼精疲労も血流が解決(2)
「血流促進には、ストレスをためないことや腸内環境を整えることも役立ちます。また深呼吸をして副交感神経を優位にすることでリラックス状態になり、血の巡りがよくなる効果が期待されます。ゆっくりと口から息を吐きったら、鼻から吸い込みましょう」
【5】酸化を防ぐ
「体内で活性酸素が増えると、目の老化につながります。ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEを含む食品をきちんと食べることで、抗酸化力が高まり活性酸素の攻撃から目や体を守ります。過剰摂取はデメリットもあるので、摂りすぎには注意しましょう」
【6】ツボ押しで速効回復
「不調を感じたときはツボを小まめに押しましょう。目頭の少し上でやや鼻よりのくぼみにある『晴明(せいめい)』は疲れ目などに、目尻から指1本分ほど耳に寄った骨のキワにある『瞳子髎(どうしりょう)』は眼精疲労などに、こめかみから目尻に向かったところのくぼみにある『太陽』はかすみ目などに効果があります」
取材/小山内麗香、戸田梨恵 イラスト/藤井昌子
※女性セブン2023年10月12・19日号
https://josei7.com/
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