発酵食品はダブルで摂取が◎食べ合わせランキング「かつおぶし×みそ」は最強のアンチエイジング食【専門家監修】
以下の5人の「専門医」と「食のプロ」におすすめの組み合わせを挙げてもらい、1位を10点、2位を9点、3位を8点、4位を7点、5位を6点として集計。8点以上を掲載しました。麻生れいみさん(管理栄養士)、石原新菜さん(イシハラクリニック副院長)、佐野こころさん(医学博士)、浜本千恵さん(管理栄養士)、藤本倫子さん(日本発酵文化協会上席講師)
※順位/食品名/点数/コメント
【1】納豆×キムチ/38点
「悪玉菌を減らし乳酸菌の増殖をサポートしてくれる納豆と、乳酸菌を豊富に含むキムチは体にいいだけでなく、旨みも増す」(佐野さん)、「納豆菌×乳酸菌のWのプロバイオティクスで旨みが増すうえ、キムチは食物繊維の含有するため、より高い腸内環境改善効果のあるシンバイオティクスにもなる。乳酸菌は加熱に弱いので、加熱せずに食べられるのも高ポイント」(麻生さん)
【2】ヨーグルト×甘酒/25点
「麹でつくられている甘酒にはオリゴ糖が豊富に含まれ、乳酸菌のえさになる。整腸効果が高まり、旨みもアップ(麻生さん)、「ヨーグルトの乳酸菌、甘酒の麹菌が腸内環境を整え、善玉菌のえさとなる。ヨーグルトにかけるだけでなく、飲むヨーグルトに甘酒を混ぜてもOK」(藤本さん)
【3】キムチ×チーズ/19点
「キムチとチーズのW乳酸菌が腸内の善玉菌を増やす。キムチに含まれるビタミンBは糖質や脂質の代謝を促進し、食物繊維は善玉菌の増殖を促す。また、チーズでカルシウムも補えて栄養面でも◎」(石原さん)、「腸まで届く乳酸菌を併せて摂ることで高い整腸効果が期待できる」(藤本さん)
【4】かつおぶし×みそ/17点
「かつおぶしには麹菌が、みそには乳酸菌、麹、酵母菌が含まれ、複数の菌を摂取できる。かつおぶしには細胞の生まれ変わりに必要なアミノ酸が豊富でアンチエイジング効果がある」(藤本さん)、「水溶性食物繊維が豊富なわかめやとろろを加えれば、さらなる整腸効果が期待できる」(浜本さん)
【5】酢×納豆/10点
「酢を加えることで納豆に含まれる鉄分やカルシウムの呼吸を助ける効果が期待されるうえ、納豆にお酢を入れて混ぜるとふわっとした泡が生まれ、粘り気がなくなり食べやすくなる」(石原さん)
【6】甘酒×納豆/9点
「納豆に小さじ1程度の甘酒を足すと、やさしい甘味が加わりいつもと違った味わいが楽しめる。甘酒にはオリゴ糖が多く含まれ、善玉菌増殖の働きをサポートしてくれる」(佐野さん)
【6】酒かす×みそ/9点
「お酒を造る人の手がきれいなことからもわかるように、酒かすにはビタミンB群が多く含まれ、日焼けの原因となるメラニンの生成を抑えるアルブチンも豊富で美肌効果が期待できる」(麻生さん)
【8】ヨーグルト×ナタデココ/8点
「乳酸菌がたっぷり含まれるヨーグルトは習慣化しやすく、ココナッツに酢酸菌を加えて発酵させたナタデココと相性抜群。酢酸菌はコレステロール値を正常化する働きもある」(佐野さん)
写真/PIXTA
※女性セブン2023年9月28日号
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