兄がボケました~若年性認知症の家族との暮らし【第203回 ついに兄に逆ギレされました】
家中、思わぬところで排泄をしてしまう若年性認知症の兄。一緒に暮らすライターのツガエマナミコさんの気が休まるときは、なかなかありません。兄は、いつも穏やかで感情を表に出すことはないのですが、このたび、怒りをあらわにする場面があったというのです。

* * *
ブチギレた兄
夜10時過ぎ、兄がベランダに向かってズボンを下ろしていたので、「何やってるの?」と尋ねたら「何もしてないよ」とおっしゃるので、「でも、ズボン下ろしてたよね」と少し嫌味を込めて申し上げました。再び「何もしてないよ」とおっしゃるので、ベランダをチェックしながら「オシッコしてないでしょうね?」とブチブチつぶやいておりますと、「何言ってるの? やってないって言ってるだろ!」とキレられました。
わたくしもよせばいいのに大人げなく「そうか、お兄ちゃんはそんなことしないよね。したことないよね~」と火に油を注ぐように嫌味爆弾を投下。すると「そうだよ!」とブチギレる兄と対峙。
「でも、やってるからね。忘れちゃうだけなんだから」の言葉に「ああ、そうだね! バカだからね!」と兄は憎々しげにわたくしを横目で睨んできました。
わたくしは兄がこんな風に感情的になる