お正月のフードロスをなくそう!栗きんとんトースト、なますのバインミー、切りもちのケーキなどおせちを最後まで楽しむレシピ【まとめ】
おせちは、そのまま食べるのもおいしいですが、アレンジするのもまた一興です。余ったおせちを処分する…なんてことのないよう、おいしく食べきるアイディアをご紹介します。
20年以上にわたり小林カツ代さんのアシスタントを務め、その教えをもとに家庭で作りやすいレシピを提案する料理研究家の本田明子さんのご家族が毎年楽しみリクエストするというレシピを大公開。
栗きんとんのアレンジレシピ
●きんとんバタートースト
ふわふわのきんとんにバターの塩気がたまらない!
きんとんは生クリームで伸ばして塗りやすく。ジャムはマーマレードでもオッケーです。
<作り方>
【1】洋風栗きんとん 大さじ6~8に生クリーム(または牛乳)大さじ3~4を加えて混ぜる。
【2】食パン 2枚にあんずジャム 小さじ2を塗り、上から【1】を塗る。バター 小さじ1~2を散らしてのせ、トースターで焼き、最後にシナモンを振る。
●きんとん&りんごのスイートポテト
しっとりなめらか生地に酸味がアクセント!
すっかりわが家のお正月の定番スイーツに。りんごの替わりに干しあんずや金柑の蜜煮を入れても。
<作り方>
【1】りんご 1/2個は縦3等分のくし形に切り、皮をむいて1cm厚さのいちょう切りにする。
【2】鍋に【1】を入れ、砂糖 小さじ1と水 大さじ2を加えてふたをし、弱めの中火で10分煮て冷ます。
【3】【2】に洋風栗きんとん 1カップを加えてよく混ぜ、卵 小1個分の溶いた卵白と卵黄半量を加えて混ぜる。
【4】ココット型に【3】を入れ、残りの卵黄を塗り、トースターでこんがり焼く。
煮しめのアレンジレシピ
●煮しめ入り宝袋
ジュワッと煮汁が染み入る!
噛むとジュワッとおだしが口いっぱいに溢れて幸せな気分に。鶏ひき肉にしょうがを利かせて。市販の煮しめでも作れます。
<作り方>
【1】煮しめ 1カップは粗く刻んでボウルに入れ、鶏ひき肉 100g、しょうがのすりおろし 小さじ1を加えてよく混ぜる。
【2】油揚げ 2枚は半分に切って袋状にし、【1】を詰め、爪楊枝で口を留める。
【3】鍋にだし 1カップ、酒 大さじ1、みりん・しょうゆ 各小さじ2と【2】を入れ、ふたをして弱めの中火で10分煮る。器に盛る時に爪楊枝は抜く。
●即席けんちんそば
煮しめをトッピングうどんでもおいしい!野菜が多くて作るのが大変なけんちんそばも、余った煮しめをのせれば簡単です。
<作り方>
【1】煮しめ 1/2~1カップは薄切りや乱切りなど食べやすく切る。長ねぎ 15cmは斜め薄切りにする。
【2】鍋にだし 3 1/2カップを入れ、沸いたら酒・しょうゆ 各大さじ2、砂糖 小さじ1を入れ、煮しめを加える。再び沸いたらゆでたそば 2人分を入れ、温まったらそばだけ取り出して器に盛る。
【3】【2】に長ねぎを加え、ひと煮したら火を止め、そばにかけて具を盛り付ける。好みで七味唐辛子・ゆずの皮・三つ葉 各適量を添える。
教えてくれたのは
料理研究家・本田明子さん/20年以上にわたり小林カツ代さんのアシスタントを務め、その教えをもとに家庭で作りやすいレシピを提案する。著書に『娘に伝えたい おせち料理と季節のごちそう』(講談社刊)など。
撮//菅井淳子
※初出/女性セブン2020年1月1日号
「おせちは完成された料理なので、ちょっと残ったら、普段の料理に調味料感覚で使うこともできるんですよ」
そう話すのは、料理家の山脇りこさん。乾物や切りもちも、見た目の変わる1品で、新感覚のアレンジを楽しんでみて!