お餅を喉に詰まらせないために!高齢者も安心してお餅を楽しむヒント【まとめ】
噛み切りにくく、喉にに詰まりがちなお餅は、介護食には不向き。そこで、おかゆを使った簡単“お焼き”をお餅風にアレンジします。
日々の介護食作りをラクにするアレンジレシピを、介護食の料理教室開催してたカフェ『Kamulier(カムリエ)』(現在は閉店)の店長・志水香代さんに教えてもらいました。
おかゆで作ったお餅風おやきは口の中でふわっとほどける
「おかゆをお団子状にまとめてサッと焼いた“お焼き”は、お餅みたいなモチモチ食感なのに、ふわっと口の中でほどけ、飲み込みやすく仕上がります」(志水さん、以下同)
おかゆは、市販のものでも、自分で炊いたものでもOK。お米の粒感が残らないようにやわらかく仕上げたものを使って。
材料(1人分)
白がゆ(市販)
1袋(200g)
練りあん 100g
水 75g
溶き卵 20g
片栗粉 20g
くず粉 2g
水 10g
サラダ油 10g
作り方
【1】ボウルにおかゆ、溶き卵、片栗粉を入れ、よく混ぜる。
【2】①を一口大にまとめ、油適量を引いたフライパンで両面をサッと焼く。
【3】鍋に練りあんと水を入れて火にかけ、あんを溶かしながら温める。
【4】くず粉を水で溶いて回し入れ、沸騰させてとろみをつける。
【5】器に②を入れ、④をかける。
ポイント!
よく混ぜ合わせたおかゆをフライパンで“お焼き”に
おかゆと卵を混ぜ、よく混ぜてなめらかな食感に。これを丸くまとめ、両面をサッと焼くとお餅風お焼きに。焼き過ぎると固くなるので注意して。
くず粉は沸騰させてとろみをつける
お汁粉のとろみをつけるのに、くず粉を使用したが、ない場合は片栗粉でも代用可。くず粉は、しっかり水で溶かないとダマになりやすく、沸騰させないととろみがつかないなど、片栗粉に比べるとやや調理に手間がかかるが、くず粉でつけたとろみは、なめらかな口当たりで、喉越しもよいため、甘味にはよく利用される。
レシピ提供/『Kamulier』 動画撮影/櫻井健司
構成/介護ポストセブン編集部