藤あや子さん(61)がキックボクシングにハマった理由「雑念が消え、非日常的な爽快感」
全身をバランスよく鍛えられると、多くの芸能人がハマっているキックボクシング。実は高齢者のリハビリとしても注目され、90代から始めている人も。キックボクシングにはまっているという61才の歌手・藤あや子さんに、魅力を教えてもらった。
キックボクシングを始めて「ウエストはいま、58cm」
「キックボクシングにハマっています!」
今年4月に発売された写真集『FUJI AYAKO』(講談社)で、引き締まった美ボディーを披露した歌手の藤あや子。61才とは思えぬそのプロポーションを維持する秘訣の1つがキックボクシングだ。
「体幹を鍛えるのにキックボクシングはいいなぁと思っていたとき、ピラティスのインストラクターからもすすめられたんです。ちょうどその頃、女優の広瀬すずさんもやっていると知り、始める絶好の機会だと思いました」(藤・以下同)
それが58才のとき。いまは週に1回、50~60分のパーソナルトレーニングで汗を流す。
「まず軽いストレッチを行い、その後アップ(ワン・ツー、フック、アッパー)を10分ほど行います。キック、ひざ蹴り、かかと蹴りを各10分程度行い、ボディーを入れたコンビネーションを約20分行うのがいつものメニューです」
これほどストイックにトレーニングを続けられるのは、体の変化を実感できるからだという。
「キックボクシングを始めてからウエストがくびれてきて、いまは58cmを維持。二の腕もスッキリしました。睡眠の質もよくなって、熟睡できています。体を動かした分お腹も減るのでご飯もおいしく、健康になっている実感がありますね」
トレーニングに集中していると雑念が消えて、パンチやキックを打つと、非日常的な爽快感を味わえるのだとか。ハードなトレーニングをこなしている藤だが、キックボクシングはあくまで健康維持のための手段。
「周囲から“試合に出るんですか?”と聞かれますが、その予定はありません(笑い)。もっと上達して、テレビで披露できればいいなぁとは思っていますが、まずは体を動かして生き生きと日々を送る姿を同世代の女性に向けて発信する、アドバイザーのような存在になることが目標です」
プロフィール
歌手・藤あや子/1985年にNHK『勝ち抜き歌謡天国』で優勝し、1989年に歌手デビュー。『日本有線大賞』など受賞歴多数。2020年には写真集『保護猫「マルオレ」に癒される!! マルとオレオと藤あや子』(世界文化社)を発売。
取材・文/番匠郁 撮影/楠聖子
※女性セブン2022年11月3日号
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