藤あや子さんのように猫ちゃんキュン写真を撮るコツ|3つの撮影テクをご紹介!
うちのネコちゃんをかわいく撮ってあげたいのに、いつもちょっと微妙な仕上がりになってしまう。という方も多いのでは? 専門家曰く、基本的に室内で撮影することが多い猫は、写真が暗くなってしまったり、背景がゴチャゴチャしたりと失敗しがちなんだそう。
そこで、決定的瞬間をパシャリっと、出来るように動物撮影の達人が伝授! SNSで大人気のマル&オレオの飼い主である歌手の藤あや子さんにも撮影のコツを伺った。
マルオレはトップモデル どんな瞬間でも絵になっちゃう!
歌手の藤あや子さんが撮影するマル&オレオの写真は奇跡的な瞬間が多く、ネットでも話題に。早速、撮影のコツを聞いてみた。
「マルオレは常にかわいい姿を見せてくれるので、撮る側の技術はそれほど必要ないのです。私がすることといったら、部屋にあまり物を置かないなど、常にキレイな部屋を心がけることくらい(笑い)。なんといってもマルオレがトップモデル並みに優秀! ふたり仲よしで常に一緒にいるので、シャッターチャンスの連続のため、いつもスマホは手放せません。マルオレは愛しい存在、人生を豊かにしてくれました」
◆マル&オレオのベストショット!
「マルオレ仕様にペイントしたら、箱に並んで座ってくれたお気に入りのキュートな1枚」
「猫神様降臨! 御利益間違いなし!!」
「牛柄のオレちゃんと丑年の私でコラボしました♡」
「目の前に大きなお魚があるのに見向きもしないマルオレがツボ!」
撮影するには猫の習性を活かすのが◎
犬は「待て」や「おすわり」ができるが、猫は自由に動き回るため、かわいい瞬間を撮るのは至難のワザ。そこでおすすめなのが猫の習性を生かして撮影する方法だ。
◆猫じゃらしで誘導しながらユニークな表情を狙おう!
「猫は狩りの本能により、動くものを目で追う習性があります。猫じゃらしを使って目線を引きつけながら撮影すると、思いがけずユニークな、動きのある表情が撮れますよ。室内でも窓際でサイドからの光を使って撮影すると、毛並みがキラキラ光って素敵な1枚に。猫も犬も、カメラ嫌いにならないよう時間を決めてパパッと撮影してあげてくださいね!」(ペトグラファー 小川さん)。
スマホでもデジカメでも使える3つのテクニック
■テク1:レースのカーテン1枚で自慢の毛並みを繊細に表現
直射日光でただ撮影すると、光が強すぎて影がくっきりし、コントラストがつきすぎてしまう。
「室内では窓際での撮影がおすすめ。レースのカーテンを引き、光をやわらかくするだけで毛の細かい陰影まで表現できます。サイド光や反逆光で撮影するのが正解!」(ペトグラファー 小川さん・以下同)。
<OK>
<NG>「直射日光や正面から光を当てるのはNG!」
■テク2:瞳孔が開いた瞬間を狙うとキュートなまんまる目に
丸くなったり、細くなったり、変化する猫の瞳孔。
「暗い場所にいると瞳孔が開くので、ベッドの下に隠れているときなどを狙うと、まんまる目が撮れますよ。また獲物を狙ったり興奮しているときも瞳孔が開くので、猫じゃらしで興味を引くとチャンスが!」。
■テク3:ど真ん中にいる構図は卒業! 空間を作ればおしゃれ度UP
つい中央に猫を配置しがちだが、余白を作るだけでプロっぽく!
「スマホやデジカメのグリッド線を使って、画面を9分割し、線が交差する位置に猫を置くように意識するだけで、構図が上手に決まります。さらに目線の方向に空間を作るとグッと印象的な1枚に」。
<OK>
<NG>ど真ん中に被写体を合わせるのは一旦卒業!
教えてくれた人
藤あや子さん/歌手
歌手。2019年に迎え入れた保護猫のマル&オレオとの暮らしをSNSで公開して大人気に。写真集『マルとオレオと藤あや子』(世界文化社)も発売中。 Instagram@maru0reland/Twitter@fuji_ayako
小川晃代さん/ペトグラファー
ペットのフォトグラファーである「ペトグラファー」として動物の撮影を専門に活躍。ドッグトレーナーやトリマーなど様々な動物関連の資格を持ち、撮影講師やテレビの企画制作など幅広く活躍。
撮影/小川晃代、湯沢祐介
※女性セブン2021年4月15日号
https://josei7.com/
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