米・麺・豆腐の味を格上げする裏技6選「玄米をおいしく炊くにはヨーグルトが鍵」
酢飯を作るといつもベチャっとする、麻婆豆腐は味が締まらない…など、普段の料理でモヤっとすることありませんか? そこでそんな悩みを解消する裏ワザを食の達人が大公開! 知っていれば毎日使える永久保存版。今日の晩ご飯から役に立つこと間違いなしです!
※コメントは料理家・本多理恵子さん(本) 、スタイリスト・フードコーディネーター・鈴石真紀子さん(鈴)
裏ワザ1:炊飯前に酢を入れると酢飯がムラなく仕上がる
「炊いたご飯に後から酢を混ぜるとべちゃっと失敗しがち。炊飯前に調味料を入れることで、酢飯が均一でまろやかな仕上がりになります。炊き上がりをうちわで扇いで蒸らす必要もありません」(本)
【作り方】
【1】洗った米2合を水11/2カップで30分浸水させる。
【2】米酢60cc、砂糖大さじ2、塩小さじ1を加えて全体を混ぜる。
【3】具材(みじん切りにしたにんじん3cm、ちくわ1本)は米の上にのせて炊飯する。炊きあがったらよく混ぜ、味付け油揚げに入れる。
裏ワザ2:玄米はヨーグルトで食べやすくなる
体にいいとわかっていても、玄米臭さが気になって敬遠している人に朗報!
「玄米1合を洗った後、無糖ヨーグルト大さじ1を入れて混ぜ合わせて炊くだけ。ぬか臭さが和らぎ、皮もやわらかく食べやすくなります。栄養価もアップ」(鈴)
裏ワザ3:豆腐に塩をまぶして旨み凝縮
「絹豆腐300gに塩をひとつまみまぶし、キッチンペーパーで包んで冷蔵庫で一晩おくだけで塩豆腐の完成! 調理が時短になるだけでなく、そのまま食べても濃厚でおいしい仕上がりに。崩れにくいので炒め物にも使いやすいですよ」(鈴)
裏ワザ4:豆腐を塩ゆですれば、プリップリ
「沸騰した湯1Lに塩小さじ1を入れ、食べやすい大きさに切った豆腐を2分ほどゆでてざるにあげるとプリップリの食感に。豆腐の水分が抜けるため、麻婆豆腐を作ったときに水分が出ずに、味が締まります」(本)
裏ワザ5:焼きそば麺はもんでレンチンすれば、ふっくら仕上がる
「焼きそばを作るときは、麺を袋の上からもみほぐし、袋に少し切れ目を入れて電子レンジで1分加熱してから調理。麺がふっくらとし、具材と絡みやすく、味も染み込みやすくなります。カップ焼きそばも湯切り後のレンチンで水分が抜け、もちっとして味が絡みやすくなります」(本)
裏ワザ6:パスタは水戻しで生麺の仕上がり!
「容器に麺とかぶるくらいの水を入れて、冷蔵庫で半日ほど水戻しをします。ゆでるときは、1分ほどでOK。時短にもなり、乾麺がまるで生パスタのようにもちもち食感になりますよ」(鈴)
教えてくれた人
本多理恵子さん/料理家
鎌倉で累計1万3000人以上が参加する人気料理教室を主宰。著書に『ごはん作りの絶望に寄り添うレシピ』(エムディエヌコーポレーション)など。
鈴石真紀子さん/スタイリスト・フードコーディネーター
衣食住に関わるライフスタイル全般のスタイリングを手がける。フードユニットcotonとしてイベント出店やケータリング、レシピ提案を行う。
撮影/玉井幹郎、宮司信吾 取材・文/近藤鈴佳
※女性セブン2022年10月13日号
https://josei7.com/
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