疲れにくい体に!肝機能を向上する生活習慣|「1日1食、主食を卵2個に」「肝臓もみ・半身浴で肝臓の血行促進」
そんなときは、どこでも気軽にできて、即座に肝臓を温められるマッサージやツボ押しがおすすめ。
「肝臓はとてもデリケートで、ただでさえ疲れやすい臓器なので、肝臓マッサージは強い力で行ってはいけません。毎日は行わず、多くても1日おきに。一方、忍者のポーズは毎日行っても大丈夫。血流をよくして体を温める効果があるので、寝る前に行うのがベストです」
川西さんは、食事療法や生活習慣で改善するなら、肝臓の疲労は初期段階だと話す。疲れても文句を言わず、24時間黙々と体を守っている肝臓。いまよりも少しだけ気にかければ、あなたをもっと元気にしてくれるはずだ。
肝臓のツボを一気に押す「忍者のポーズ」
血流をよくして体を温める効果、肝臓のツボを紹介します。一気に押すことができる「忍者のポーズ」を毎日やってみましょう。
■労宮(ろうきゅう)
手のひらの中央、手を軽く握ったときに中指の先端が当たる位置。
■陽池(ようち)
手首の骨の中央(手の甲側)からやや小指側に寄った位置にある、触るとへこむところ。
●労宮と陽池を同時に押す方法
【1】右手を少し下にずらして手のひらを合わせ、左手のつけ根の骨で右手の「労宮」を押す。
【2】そのまま、図のように左手の指で右手の「陽池」を押す。
■太衝(たいしょう)
足の親指と人さし指の骨のつけ根。左足で右足を踏むようにして、左足の親指で右の「太衝」を押す。
■曲泉(きょくせん)
左右のひざを合わせて太ももに力を入れ、左右の「曲泉」を刺激する。
全身の臓器が元気になる!「肝臓もみ」
3ステップでできる「肝臓もみ」。肝臓の血行が良くなり、全身の臓器を元気に。強い力ではなく、優しくマッサージするのがポイント。毎日は行わず、多くても1日おきにしましょう。
【1】血液を集めて“スイッチオン”!
右の肋骨のきわに右の手のひらを当て、20秒間優しくさする。
【2】優しくなでて肝臓を温める
指を揃えて同じ場所に添え、人さし指~小指までを使って30秒間、円を描くようになでる(どちら回りでもよい)。
【3】“肝臓ポンプ”で血流アップ
両手を組んで右の肋骨の下半分を挟むように押さえ、肋骨が少し動くくらいの力でポンプのように10秒間マッサージ。
イラスト/飛鳥幸子
※女性セブン2022年4月7・14日号
https://josei7.com/
●「疲れが抜けない」「小さなことでイライラする」疲労肝かも?”肝臓をもんで元気に!