中華のブロッコリーはパリッと歯応えを!赤坂の名店『桃の木』店主が教えるレシピ3選
ブロッコリーは冬が旬。甘味が増していちばんおいしい季節。ゆでるだけじゃない、いつもとちょっと違う絶品レシピをお試しあれ。東京・赤坂にある中華料理店『桃の木』の店主・小林武志さんに、ブロッコリーを使ったレシピを3品教えてもらいました。
パリパリ食感がおいしさの鍵
中華料理において、ブロッコリーは欠かせない野菜。シェフにおいしい食べ方を聞いたところ、「中華はパリッと歯応えを」との答えが返ってきた。
「香港の人たちはブロッコリーの茎の部分を硬いまま食べるのが大好きです。ゆでる場合は熱湯で30秒。短時間で熱を入れ、パリッとした食感と美しい青みを引き出します。相性がよいのはなんといっても魚介類。さっと油で炒めてオイスターソースをかけるだけでも絶品ですよ」(小林さん)
ブロッコリーとあさりの炒め煮
【作り方】
【1】ブロッコリー1株は小房に分け、縦半分に切る。30秒ゆで、ざるにあげる。
【2】フライパンにあさり30粒(むき身)、鶏がらスープ3/4カップを入れて中火で熱し、【1】、オイスターソース小さじ1/2、塩・砂糖各小さじ1/3を加えて炒める。味がなじんだら、水溶き片栗粉小さじ1を加え、とろみがつくまで炒める。
ブロッコリーと炒り卵の水餃子
【作り方】(作りやすい分量)
【1】ブロッコリー1株は小房に分け、電子レンジで1分加熱し、粗いみじん切りにする。
【2】フライパンにサラダ油適量を熱し、溶き卵1個分を入れ、炒り卵を作る。
【3】ボウルに【1】、【2】、豚ひき肉250g、パン粉15g、日本酒小さじ2、しょうゆ小さじ1 1/2、片栗粉小さじ1、塩・砂糖各小さじ1/2、こしょう少量を入れ、粘りが出るまでよく練る。
【4】餃子の皮1枚に3を適量のせて包む。同様に29枚包む。
【5】たっぷりの熱湯で【4】を4分ほどゆで、器に盛り、好みでポン酢適量をつけて食べる。
ブロッコリーの茎のオイスターソテー
【作り方】
【1】ブロッコリーの茎2本は皮を厚めにむき、繊維に沿って5mm厚さに切る。
【2】フライパンにサラダ油少量を中火で熱し、【1】を入れて焼き色がつくまで両面を焼く。
【3】器に盛り、オイスターソース適量をかける。
教えてくれた人
赤坂 桃の木 店主・小林武志さん/繊細で柔軟な発想の中国料理で美食家から高い評価を得る。『ミシュランガイド東京』で2007年より連続で星を獲得。
住所:東京都千代田区紀尾井町1-3 紀尾井テラス3F
撮影/玉井幹郎
※女性セブン2022年2月10日号
https://josei7.com/
●「野菜をすりおろすだけで」健康効果が上がる 消化、吸収、代謝にかかわる“酵素”をムダなく摂取