今がいちばん美味しい“里いも”の革命的レシピ|皮つき&揚げて絶品オシャレおつまみに
いまの時期がいちばんおいしい里いも。でも、ヌルヌルして調理が面倒だし、煮っころがしや豚汁など、食べ方も和風でマンネリ…。そんな地味野菜“里いも”が工夫次第で、見映え◎&主役級の料理に大変身しちゃうんです。皮付きや揚げ調理など、革命的なレシピを料理研究家の植松良枝さんが教えてくれました。いままでの里いもの概念を覆してくれますよ!
※材料は特記以外、すべて2人分です。電子レンジは600Wを使用しています。里いもは記載のあるもの以外、1個80~100gのものを使用しています。
新感覚の味わいが革命的!
和食のイメージが強い里いもですが、実は「洋食やエスニックにも合うんですよ」と料理研究家の植松良枝さん。揚げてホクホク、潰してねっとりの食感も楽しんで。
■皮つき里いものポイント
・泥付きの里いもは洗って干してから使うと、土の風味が取れて味がよくなり、皮もむきやすくなる。
・皮まで食べる場合は、たわしなどでこすり洗いすればOK! パリッとした歯応えもおいしい。
里いもの皮ごとローストナッツソースがけ
皮までパリッと!焼くだけでごちそうに
<作り方>
【1】皮付きの里いも小3~4個(200g)は、200℃のオーブンで30分ほど加熱する。
【2】ミックスナッツ80gを粗く刻みフライパンに入れ、バター30gを入れ、香りが立つまで弱火で炒める。塩小さじ1/3、レモン汁大さじ1を加えて炒め、火を止める直前にパセリのみじん切り小1枝分を混ぜる。
【3】【1】をフォークで割って皿にのせ、【2】とオリーブオイル適量をかける。
フライド里いもの生ハム巻き
ホクホクいもに生ハムの脂が濃厚
<作り方>
【1】耐熱皿に皮付きの里いも2個を入れ、ラップをして電子レンジで3分半ほど加熱する。
【2】【1】の粗熱が取れたら2cm幅のくし形切りにし、片栗粉適量を全体にまぶし、180℃に熱した油適量でこんがり揚げる。
【3】生ハム4枚を食べやすくちぎり、【2】に巻いて食べる。
里いもとパクチーのレモンスパイスサラダ
好みのスパイスにレモンを効かせて、エスニックなおつまみに
<作り方>(3~4人分)
【1】皮付きの里いも3~4個は電子レンジで3分半ほど加熱する。皮をむき、十字に4等分に切る。
【2】180℃に熱した油適量で色がつくまで揚げ、しっかり油を切る。
【3】ボウルでクミンパウダー・コリアンダーパウダー・ガラムマサラ各小さじ1を混ぜ、【2】を入れ、レモン汁1/2個分、ナムプラー小さじ1、ざく切りにしたパクチー小1束を加えて混ぜ合わせる。
【4】器に盛り、くし形切りにしたレモン適量を添える。
里いもと鶏ささ身の揚げ春巻き
ほのかに香る“ゆずこしょう”が隠し味
<作り方>(3~4人分)
【1】里いも2個は皮をむき、2mm幅の千切りにする。長ねぎ1/3本は縦半分に切って斜め薄切りにする。
【2】鶏ささ身150gは縦半分に切って斜め薄切りにし、ゆずこしょう・酒・片栗粉各小さじ2を混ぜてもみこむ。
【3】ミニ春巻きの皮10枚に、【1】と【2】を1/10量ずつのせて巻き、170℃に熱した油適量で香ばしく揚げる。
里いものごましょうがじょうゆ和え
濃厚ごまとしょうがが絡んで美味
<作り方>
【1】里いも小10~15個(300g)は電子レンジで3分半ほど加熱して、皮をむく。
【2】180℃に熱した油適量で【1】をこんがり揚げ、しっかり油を切る。
【3】ボウルに白すりごま大さじ3~4、おろししょうが大さじ1強、しょうゆ・水各大さじ1、きび砂糖小さじ1/2を入れて混ぜる。【2】を入れてよく和える。
里いもとじゃこのかき揚げ
青のりとじゃこがサクサク磯の香り桜えびでも合う
<作り方>
【1】里いも2個は皮をむき、2mm幅の半月切りにする。
【2】ボウルに【1】、ちりめんじゃこ15g、青のり小さじ2、薄力粉大さじ4~6を入れて混ぜ、冷水大さじ4~6を少しずつ加えて混ぜる。
【3】【2】をひと口大にまとめ、170℃に熱した油適量で揚げる。好みで塩適量を振って食べる。
教えてくれた人
料理研究家 植松良枝さん
「里いも×魚介の組み合わせが私のイチオシ!」
素材の味を生かした料理を得意とし、畑で野菜作りも行う。近著に、里いも料理も登場する『一度は使ってみたい野菜で、何度でもつくりたいレシピ』(プレジデント社)など。
撮影/市瀬真以 取材・文/岸綾香
※女性セブン2021年12月9日号
https://josei7.com/
●料理家・堤人美さんの“れんこんのおかず”レシピ4選「ほくほく食感に仕上げるなら厚切りで」