新年から始める1日1ストレッチ 体が硬くて前屈ができない人は「舌」を出してから!
長引くステイホームの影響や年末年始の食べ過ぎ、飲み過ぎで体を動かしにくくなっていませんか? ストレッチをしようにも、体が硬くて前屈もできない…。そんな人におすすめなのが、意外な部分を動かすことで、体が柔らかくなるストレッチ。幼い頃から体が硬く、四十肩に悩む48才ライターと一緒に新年から1日1ポーズ、一緒に試してみませんか?
「舌」や「指」への刺激が別の部位をほぐす
「体の硬さの原因は、 運動不足により関節の可動域が狭くなってしまったため。放置していると、転倒のリスクが上がるケースもあります。それを防ぐためにも、日頃からストレッチなどでほぐして、可動域を広げておくのがおすすめです」
とは、ヨガ講師の鈴木伸枝さん(「」内、以下同)だ。
しかし、そのストレッチすら、硬くてできない場合はどうすべきか。
「体の硬いところと“関連した部位”を刺激すると、柔軟性が上がります。東洋医学の世界では、人の体は目に見えない“氣(き)”でつながっているとされており、意外な部位同士が連動していると考えられています」
たとえば舌は、背骨と連動しており、舌を伸ばして刺激すると、背骨の周辺もほぐれて柔軟性が上がり、前屈や後屈がしやすくなるという。
前屈する前に「舌」を刺激
前屈をするには、背骨のこわばりをほぐすことが大切。そのためには背骨と連動している舌を刺激する。舌の奥が痛くなるくらい思いきり下に向けて10秒伸ばす。これを3回行う。
ストレッチ前の刺激ポイント
舌を刺激すると背骨のこわばりがほぐれる。
※ストレッチは、リラックスできる安定した姿勢で、呼吸を止めずに行うこと。
※筋肉を意識しながら、反動をつけずにじんわりと伸ばし、20~30秒静止するのがおすすめ。
カチカチライターが挑戦!
ストレッチをする前に舌や指を刺激するだけで、本当に体は柔らかくなるのか? 幼い頃から体が硬く、四十肩に悩む48才ライターが実践。
【before】
これが最大限の前屈。ひざ裏は痛いし、背中は張るしで、これ以上は無理。手が床につかない~(涙)。
【After】
手が床についた!
舌を伸ばした後に行うと、あら不思議。憧れの“床タッチ”が実現。ひざ裏はまだ少し痛いけど背中は楽に。
教えてくれた人
ヨガ講師・鈴木伸枝さん
体育大学を卒業後、パフォーマーとしてテレビやイベントなどに出演。心身の不調からヨガを学ぶようになり、現在は講師としても活躍。1000名以上のインストラクターを指導する。講演会やオンラインレッスンの人気も高く、平日の朝に自身のインスタグラム(@nobue.style)でヨガレッスンをライブ配信中。
取材・文/前川亜紀 撮影/楠聖子
※女性セブン2022年1月1日号
https://josei7.com/
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