免疫力UPに!発酵食品で作る健康鍋レシピ|いつもの鍋にキムチ、塩麹…をプラス
コロナ禍の今だからこそ、免疫力がアップする食事を心掛けたいもの。そこでおすすめなのが、発酵食品を使った鍋料理。腸内環境をよくして、免疫機能を整えるパワー食材で、おなかから元気になれますよ。
管理栄養士・フードコーディネーターの渥美まゆ美さんが発酵食品鍋のレシピを教えてくれました。
「発酵させることで、食品中のたんぱく質やでんぷん質などが旨み成分に変わります。そのため、発酵食材を使うだけで、調味料に頼らなくても深い味わいに。発酵食品に含まれる善玉菌は加熱で死滅しますが、腸内の善玉菌の餌となり、腸内環境をよくしてくれます」(渥美さん)
発酵食品は腸内の善玉菌の餌となり腸内環境の改善をサポート。いつもの鍋に発酵食品を加えることで、独特の風味がプラスされて食も進みますよ!
※材料はすべて1~2人分です。
水餃子とにらのキムチ鍋
熱々の餃子でボリュームも満点!
<材料>
にら…1/2束
餃子(市販の加熱していないもの)…10個
キムチ…80g
【A】
水…2 1/2カップ
鶏がらスープの素…小さじ2
しょうゆ…大さじ1
<作り方>
【1】にらはざく切りにしておく。
【2】鍋に【A】を入れてひと煮立ちさせ、餃子、キムチを入れて餃子がやわらかくなるまで煮込む。【1】を加えて、30秒ほど加熱する。
★シメはこれ!
茹でたラーメンを投入すれば、ピリ辛スープとの相性も◎。ご飯やうどんでもおいしい。
■発酵食Point:キムチ・しょうゆ
キムチに含まれる辛み成分カプサイシンで、体ポカポカ効果も。しょうゆの旨みでコクも増す。
かきとほうれん草の塩麹トマト鍋
かきのだしとトマトの酸味が絶妙に合う。
<材料>
かき…1パック(約8個)
ほうれん草…1/2束
トマト…大1個
【A】
水…2 1/2カップ
顆粒コンソメ…小さじ2
塩麹…大さじ3
<作り方>
【1】かきは塩水につけて振り洗いをした後、水で洗って水気を切る。
【2】ほうれん草は茹でて水気を絞りざく切りに、トマトは1.5cm角に切る。
【3】鍋に【A】を入れてひと煮立ちさせ、トマトとかきを加えてかきに火が通るまで煮込む。ほうれん草を加え、温まるまで加熱する。
★シメはこれ!
茹でたショートパスタを加え、ピザ用チーズをトッピング。ご飯を加えてリゾット風のアレンジもおすすめ。
■発酵食Point:塩麹
塩麹がほかの食材の旨みを引き出してくれる。たんぱく質を分解して肉や魚をやわらかくする作用も。
アボカドとカリフラワーのチーズみそ鍋
ごろごろ野菜を濃厚なコクが包む。
<材料>
アボカド…1個
カマンベールチーズ…1個(約100g)
カリフラワー…1/2個
【A】
だし汁(かつお)…2 1/2カップ
白みそ…大さじ3
しょうゆ…大さじ1
<作り方>
【1】アボカドは半分に切って種と皮を取り、1cm幅の薄切りにする。カマンベールチーズは8等分に、カリフラワーはひと口大に切る。
【2】鍋に【A】を入れてひと煮立ちさせ、カリフラワーを加えてやわらかくなるまで煮込む。カマンベールチーズ、アボカドを加えて2分ほど加熱する。
★シメはこれ!
フランスパンをひと口大に切り、鍋に加えてひと煮立ちさせる。パスタでイタリアンにするのもおすすめ。
■発酵食Point:しょうゆ・白みそ・カマンベールチーズ
たんぱく質や必須アミノ酸の多い白みそと、カルシウムもとれるカマンベールでコクUP。
豆腐と白菜の野沢菜鍋
野沢菜の風味が際立つやさしい味わい。
<材料>
木綿豆腐…1/2丁
白菜…200g(約2枚)
野沢菜漬け…60g
【A】
だし汁(かつお)…2 1/2カップ
しょうゆ…大さじ2
みりん…大さじ2
白ごま…大さじ1
<作り方>
【1】木綿豆腐は水気を切り、ひと口大に切る。白菜はざく切り、野沢菜漬けはみじん切りにする。
【2】鍋に【A】を入れてひと煮立ちさせ、豆腐、白菜を入れて白菜がやわらかくなるまで煮込む。野沢菜を加え、白ごま(分量外)を振る。
★シメはこれ!
鍋にご飯を加えてひと煮立ちさせ、雑炊に。器に盛って刻みのりをのせる。茹でたうどんにかけても。
■発酵食Point:しょうゆ・野沢菜漬け
皮膚を強くするβカロテンや食物繊維を含む野沢菜漬けで、塩味と酸味もプラス。
教えてくれた人
管理栄養士・フードコーディネーター 渥美まゆ美さん
『Smile meal』代表。雑誌、テレビなどでのレシピ開発や企業向け健康セミナーの講師など多方面で活躍。健康運動指導士でもある。
撮影/菅井淳子
※女性セブン2021年2月4日号
https://josei7.com/
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