家族みんなが楽しめる介護食「白身魚の野菜あんかけ」【動画レシピ】
レシピ提供/『Kamulier』 動画撮影/櫻井健司
* * *
材料(2人分)
■魚
銀たら 正味75g
長芋 30g
卵白 30g
塩 0.5g
米粉 適量
揚げ油 適量
■あんかけ
たまねぎ 30g
にんじん 20g
ほうれん草 20g
水 40g
酢 20g
醤油 20g
みりん 20g
砂糖 10g
ケチャップ 15g
片栗粉 4g
水 大さじ1
ごま油 大さじ1
下準備
・長芋はゆでておく。
・銀たらは皮と骨を取り除く。
・身を切っておく。
作り方
・魚の身をつくる
【1】容器に銀たら、長芋、卵白、塩を入れ、ハンディータイプのミキサーでなめらかにする。
【2】皿に取り出し、ヘラを使って魚の切り身の形に整え、皮をつける。
【3】600Wの電子レンジで1分加熱する。
【4】粗熱がとれたら、米粉をつけて低温の多めの油で揚げ焼きにする。
・野菜あんをつくる
【1】たまねぎは、1㎝の大きさに切る。にんじんは薄い短冊切りにする。
【2】沸騰したお湯にたまねぎとにんじんを入れて中火で15~20分茹でる。別の鍋で柔らかく茹でたほうれん草を細かく刻む。
【3】フライパンにごま油を熱し、ゆでたたまねぎ、にんじん、ほうれん草を炒める。
【4】水、酢、醤油、みりん、砂糖、ケチャップを入れて煮込む。
【5】水溶き片栗粉を加えてとろみをつける。皿に魚を盛り、野菜あんをかけて完成。
揚げ焼きにした白身魚を甘酢あんでさっぱりと
骨が心配だから…。介護食に不向きと考えがちな魚でも、切り身を使ってすりつぶせば、飲み込みやすく風味もそのままで食事を楽しめます。
食べる人のことを想って心を込めて作る。そんな介護食を提案する『Kamulier(カムリエ)』にとっておきの介護食を教えてもらいました。
今回のメニューは、『白身魚の野菜あんかけ』。
白身魚は長芋と卵白でふんわり食感に仕上げます。
『Kamulier(カムリエ)』では、管理栄養士が提案する料理教室や、ワークショップが毎月開催されているので、直接習いに行くこともできます。
ポイント
魚のすり身にまぶした米粉は、小麦粉よりも薄くつき、揚げたあとも硬くなりにくい。
【エネルギー】196kcal 【たんぱく質】13.0g 【脂質】4.8g 【塩分】2.2g
*栄養成分は1人分です。
●『Kamulier』で開催される料理教室は、どなたでも参加ができます。
料理教室3月のスケジュールは、8(木曜)、24(土曜)。「野菜あんかけ」「サクラ香る桜餅」などの献立を予定しています。
参加申し込みは、HP、電話、または直接店舗まで。
詳しくはhttp://www.kamulier.com/shopbrand/ct63/
『Kamulier(カムリエ)』は歯科の医療機器メーカー『ジーシー』がプロデュースしており、東京・御茶ノ水、順天堂大学医学部附属順天堂医院裏手にあります。店舗では、スーパーパティシエとして名高い辻口博啓氏が介護食向けに考案したケーキなどが味わえるカフェとして(ケーキはテイクアウトや地方発送もあり)利用できる他、介護の「口から食べること」に関わる商品の販売があり、管理栄養士や歯科衛生士など常駐する専門家から、アドバイスも受けられます。
【データ】
Kamulier(カムリエ)
住所:東京都文京区本郷3-2-15 新興ビル1F
電話:03-3812-6036
営業時間:11:00~19:00(月~土)
定休日:日・祝
ウェブサイト:http://www.kamulier-gc.jp
【介護食の作り方をわかりやすい動画でご紹介!この連載のバックナンバーをみる】
●鮭の旨味とクリーミーな食感がやみつきに!「サーモンのテリーヌ」
【関連記事】
●『希望のごはん』ができるまで~介護食に新風を吹き込んだ愛のstory