「お好み焼き」のレシピ動画 【介護食】【やわらか食】
レシピ提供:『Kamulier』
お肉も生地も香ばしく、ふんわり軟らか
噛むこと、飲むことに配慮と工夫がされた『Kamulier(カムリエ)』の介護食は、「食べることに問題を抱えている人も、家族と一緒に食卓を囲み、笑顔になれる」ことをコンセプトにした新しい食の形“やわらか食”です。
季節ごとのメニューを管理栄養士が提案する料理教室やワークショップが、毎月開催されている『Kamulier』。8月の料理教室で紹介されるレシピをいち早く動画で公開します。
今回のメニューは『お好み焼き』。
家族みんなで楽しめる人気料理の介護食バージョンです。香ばしく焼いたふんわり生地と、豚肉が口の中でほろほろと崩れます。ソースのコクと甘みで満足感がUP!
さあ、自宅でも気軽にレッツクッキング!
* * *
材料(2人分)
●やわらか豚ばら肉
豚ひき肉80g
里芋30g
溶き卵20g
酒5g
片栗粉4g
パン粉10g
塩0.5g
●生地
じゃがいも 95g(中1個)
長いも65g(約5cm分)
麺つゆ13g
米粉7g(なければ小麦粉でも可)
溶き卵18g
桜えび(粉末状)1.2g
塩0.3g
油5g
●トッピング
お好み焼きソース、かつお節(細かいもの)、マヨネーズ、青のり、各適量
作り方
●やわらか豚ばら肉
【1】 豚ひき肉、茹でた里芋、卵、酒、片栗粉、パン粉、塩を容器に入れ、ハンディタイプのプロセッサーで滑らかにする。
【2】 1をラップで長方形に包み、蒸し器に入れて約10分蒸す。
【3】 蒸しあがった肉は粗熱が取れたら、4等分(大体3mm~5mm)に切ってバラ肉のようにする。
●生地
【1】 じゃがいもと長いもをすりおろす。
【2】 1と、麺つゆ、米粉、溶き卵、ミキサーなどで粉末状にした桜えび、塩をボールに入れて泡立て器でよく混ぜる。
【3】 キッチンペーパーに油を染み込ませ、温めたフライパンにのばす。
【4】 生地の半量をフライパンに流し入れ、やわらか豚ばら肉2枚をのせて弱火で2分焼く。
【5】 裏返して蓋をして、さらに2~3分蒸し焼きにする。
仕上げ・盛り付け
【1】 皿に盛り、ソースを塗る。
【2】 マヨネーズ、かつお節、青のりをかける。
ポイント
1.やわらか豚ばら肉は、できあがりの半量を使用。残りは冷凍保存ができます(蒸す前の状態がよい)。
2.やわらか豚ばら肉の材料は、ゴムベラで底からしっかり混ぜる。カットするときは、キレイな長方形にしないほうが豚ばら肉らしく見える。
3.米粉は、小麦粉でも代用できるが、小麦粉は粘り気や弾力が出てもっちりした食感になる。より軟らかい食感に仕上げるには米粉のほうがベター。
【エネルギー】207kcal【たんぱく質】6.2g【塩分】1.5g【脂質】7.6g
※栄養成分は1人分です
【介護食の作り方をわかりやすい動画でご紹介!この連載のバックナンバーをみる】
●鮭の旨味とクリーミーな食感がやみつきに!「サーモンのテリーヌ」
●つるんとした豆腐に梅の酸味がマッチ!「葛豆腐の梅あんかけ」
『Kamulier』で開催される料理教室は、どなたでも参加ができます。
参加申し込みは、HP、電話、または直接店舗まで。
詳しくはhttp://www.kamulier.com/shopbrand/ct63/
『Kamulier(カムリエ)』は東京・御茶ノ水駅近く、順天堂大学医学部附属順天堂医院裏手にあります。店舗は、スーパーパティシエとして名高い辻口博啓氏が介護食向けに監修したケーキなどが味わえるカフェとして(ケーキはテイクアウトや地方発送もあり)利用できる他、介護の「食べること」に関わる商品の販売があり、管理栄養士や歯科衛生士など常駐する専門家から、アドバイスも受けられます。
【データ】
Kamulier(カムリエ)
住所:東京都文京区本郷3-2-15 新興ビル1F
電話:03-3812-6036
営業時間:11:00~19:00(月~土)
定休日:日・祝
ウェブサイト http://www.kamulier-gc.jp