コロナ防衛は玄関から! ウイルスや花粉を家に持ち込まない掃除法
目に見えない新型コロナウイルスに飛散する花粉…どこから持ち帰るかわからない脅威を家の中に持ち込まないために、帰ってきたらまずは玄関で水際対策を。医療環境管理士・松本忠男さんにその秘策を聞いた。
花粉や菌は衣類などに付着して家に侵入
家に漂う花粉や菌のほとんどは、外出先から衣類やバッグにつけたまま持ち込んだもの。ここで取り除いておくと、家中の掃除がラクになる。
また、靴は湿気を含んでいるとカビの原因になるので、しっかり乾かして。
玄関に入る前に花粉や菌をオフ
衣類についた花粉や菌は、玄関に入る前にオフ。
「ただし振り払うのは禁物! 空間に広げ、吸い込んでしまいます」(松本さん)
スタンプの要領で衣類にウェットティッシュを押し当てると、舞い上げずスムーズに取り除ける。
浴室で着替えて菌や花粉を流す
さらに心配な人は、そーっと浴室に移動して部屋着に着替えるのがオススメ。
「着替えた時に舞った花粉は、空間や床にシャワーをかければ洗い流せます」
漂う花粉や菌を床に落として拭く
花粉は軽いので、部屋に入った後もしばらく宙を舞っている。空間に水をスプレーすると、花粉が重くなり床に落ちてくるため、数分待って床をから拭きする。
ドアノブをから拭きする
手を洗う前に触れてしまうドアノブは、乾いたマイクロファイバークロスで拭けば軽い汚れは取り除ける。
靴は乾燥させてからしまう
靴を脱いですぐ靴箱に入れてしまうと、湿気でカビが大発生。脱いだ靴は、新聞紙を中に詰めてひと晩たたきに出しっぱなしに。
教えてくれた人
松本忠男さん/医療環境管理士。病院等で清掃管理者として従事した後、医療関連会社を設立。著書は『健康になりたければ家の掃除を変えなさい』(扶桑社)などがある。
撮影/菅井淳子 イラスト/江田ななえ
※女性セブン2020年4月16日号
https://josei7.com/