【つくばエクスプレス】注目の老健、介護付・住宅型有料老人ホーム【まとめ】
つくばエクスプレス「流山おおたかの森」駅の周辺は近年、住環境が整備され、移り住む人が増えている。駅直結のショッピングセンター「流山おおたかの森S・C」は、百貨店の髙島屋系列の企業が運営。近隣には緑あふれる広い公園もあり、駅周辺は家族連れや近所の人で賑わっている。この地に2016年前にできたのが「グッドタイム リビング 流山 弐番舘」だ。
ここでは入居者をゲスト、入居者の住まいのことをゲストハウスと呼んでいる。そして、ゲストが“よろこびのある暮らし”を送れるように“最良のケア” “賑わいのある毎日”“温めてきた想いや夢を実現すること”が使命だと謳っている。
こちらの施設では、アクティビティを社会参加の一つと位置づけ、力を入れている。朝から夕方まで様々な分野のプログラムを準備し、専用の部屋まで用意。片手間の運営ではなく、アクティビティ担当のスタッフを配置しているという。
離れのように建っているのはクラブサロン「こもれび」。アクティビティで使うだけでなく、貸し切りで家族との団らんにも活用されているという。
ゲストからのリクエストで始まったプログラムやスタッフ自身の趣味からプログラムに発展したものもあるそうだ。入居者は毎朝掲示板を見て、どのアクティビティに参加をするか、メモをしながら楽しみにしているそうだ。
「グッドタイム リビング 流山 弐番舘」のビジョンは”よくする介護”。“よくする介護”とは、入居者の意欲を高め、自分でできることを増やしていくということ。そのために「寄り添うこと」「し過ぎない介護」「施設のルールをつくらない」「ゲストを知って、よくしていく」という4つの項目を掲げ、実践しているという。入居者に寄り添い、一人ひとりの日常を観察し、生活機能を改善することを目指しているが、何でもかんでも手を差し伸べるわけではないようだ。
ビジョンを達成するために、新しい技術の導入にも積極的に取り組んでいるという。居室には転倒防止・早期発見のために、室内センサーが導入されている。本人や家族に同意を得た上で使用している見守りのためのセンサーを使うと、居室にいる入居者の様子をプライバシーに配慮されたシルエット映像で確認できる。
映像は録画してためていくことができるという。入居者のプライバシーを守りながら動きを”見える化”することで、本当に必要な支援が見えてくるそうだ。画像を分析して、家具の配置を変える提案をした結果、転倒事故が少なくなった事例もあるという。
他にも新しい設備を導入している。その一つが壁収納型リフト。ベッドからトイレまでリフトに乗って行けるように、導線を考えて作っているそうだ。施設の設計時から導入を進めてきたので、リフトの動きが部屋に合わせてきちんと計算されているという。
明確なコンセプトを基に運営されている「グッドタイム リビング 流山 弐番舘」。機器とスタッフが活躍する場面を明確に分けていることが印象的だった。
→介護付きとサ高住のいいとこどり!住宅型有料老人ホーム<前編>
→室内センサーや壁収納型リフトを導入!”よくする介護”を受けられる住宅型有料老人ホーム<後編>
2005年の開業後、通勤通学に利用されるだけではなく、筑波山や浅草など観光でも利用されているつくばエクスプレス。老後の住まいの候補地として、都心へのアクセスの良さと駅周辺の利便性、そしてほどよく自然が残っている環境に目を向けてみてはいかがだろうか。
撮影/津野貴生 取材・文/ヤムラコウジ
※施設のご選択の際には、できるだけ事前に施設を見学し、担当者から直接お話を聞くなどなさったうえ、あくまでご自身の判断でお選びください。
※過去の記事を元に再構成しています。サービス内容等が変わっていることもありますので、詳細については各施設にお問合せください。
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