【つくばエクスプレス】注目の老健、介護付・住宅型有料老人ホーム【まとめ】
かっぱ橋道具街通りに面して建つ「浅草ケアパークそよ風」は、つくばエクスプレス「浅草」駅から徒歩7分。浅草寺や雷門、浅草花やしきなどの観光スポットも近く、和モダンな外観のため、外国人観光客がホテルと間違えて入ってきたこともあるそうだ。
こちらの施設では、共用部と居室の両方に障子が使われていて、室内にやわらかい陽の光が差し込んでくる。街の至るところに名所旧跡がある浅草の街の雰囲気を大切にし、レトロな和モダンをイメージして作ったそうだ。和の空間には、住み慣れた自宅から離れて暮らす入居者の気持ちを和ませる効果があるという。
居室は、個室が40室で、2人部屋が1室。医療・介護の体制が整えられているため、元気な人はもちろん、要支援1から要介護5の人まで入れるそうだ。各居室には家具が備え付けてあり、寝具やベッド、テレビなども準備されているほか、緊急時のコールボタンを押せば、24時間いる介護スタッフがいざという時にはすぐに駆けつけてくれる。
共用施設も充実していて、10階にはゆっくりとくつろげるレクリエーションルーム&カウンターバーが。そこはまるで、昭和30年代に戻ったかのような空間だ。訪ねてきた家族との貸し切り利用も好評で、新年会シーズンなどはすぐに予約で埋まってしまうという。
カフェコーナーがあるほか、麻雀卓やビリヤード台、ダーツ盤などの設備も自由に利用できる。こうした充実した設備によって、家族や友人、入居者同士で豊かな時間を過ごせるのはうれしい。
高齢者向けの施設において、生活の快適さを左右するものの1つがお風呂だ。入居の際には、週に何回入浴できるのか、どのような入浴設備が整えられているのかなど事前によく確認しておきたい。お風呂事情は健康のために清潔を維持することはもちろん、生活を送っていく気持ちの面でも大きな影響がある。
こちらの施設はヒノキを使った個浴槽、お風呂用の車椅子でスロープを使って移動できる大きな浴槽を備えているほか、お湯もミネラル温浴を使用するなど様々な配慮がなされている。また、介助の必要がない場合でもお風呂では事故が起こりやすいので、必ず見守りのスタッフがつくという。
食事にも力を入れている。そら豆ご飯、お吸い物、鰆の菜種焼き、山菜の天麩羅3種(タラの芽、姫筍、こごみ)、山うどの木の芽和え、茶碗蒸し、季節の果物。これはどこかの料亭のメニューではない。こちらの春御膳のお品書きだ。
食事のおいしさは折り紙付きで、見学時に試食した食事が入居の決め手になった人も多いという。厨房の調理担当者によると、旬の食材を使い、食欲が出るように彩りを工夫しているとのこと。そして、入居者によって食べやすいようにやわらかくするなど個別対応もしているそうだ。
→食事で入居を決める人多数の介護付有料老人ホーム<前編>
→食事で入居を決める人多数の介護付有料老人ホーム<後編>