免疫機能を調整・アップする!きのこ類・いも類の「おみそ汁」レシピ
「ねぎ類特有の辛み成分アリシンには強力な抗酸化作用があり、白血球の働きや粘膜の免疫力を強化する効果があります」。
いも類に含まれるビタミンCは免疫力を高め、疲労回復を助ける効果があり、でんぷんに守られて加熱しても栄養素が壊れにくいため、みそ汁にもピッタリ。
野菜の旨みがおいしいだしになります
●焼きねぎとベーコンのみそ汁のレシピ
焼くひと手間でグンとおいしく!香ばしく焼いたねぎが甘くてトロトロベーコンでコクを添えて。
<作り方>
【1】長ねぎ1本は2cm幅の斜め切りに、ベーコン2枚は3cm幅に切る。
【2】深めのフライパンにサラダ油大さじ1を熱し、長ねぎの切り口を下にして、焦げ目が付くまで中火で焼く。両面が焼けたら、だし2 1/2カップとベーコンを加え、軟らかくなるまで煮る。【3】火を止め、少し冷ましてからみそ大さじ2を溶き入れ、軽く温める。好みで粗びき黒こしょう少量を振る。
●玉ねぎとスナップエンドウと落とし卵のみそ汁のレシピ
目にも鮮やか、食感も楽しい! 玉ねぎの甘みが溶けただしに落とし卵を崩すと最高。
<作り方>
【1】玉ねぎ中1個は8等分のくし形切りにする。スナップエンドウ7~8本はゆでて、飾り用に2本残し、残りは斜め半分に切る。
【2】鍋にだし3カップと玉ねぎを入れ、中火で軟らかくなるまで煮る。卵2個を落とし入れ、半熟になるまで2~3分煮る。
【3】スナップエンドウを加えたら火を止め、少し冷まし、卵を割らないようにみそ大さじ2を溶き入れ、軽く温める。器に盛り、飾り用のスナップエンドウを開いて飾る。
●マッシュポテトのチーズみそ汁のレシピ
粉チーズを振って洋風みそスープに! 混ぜるとクリーミーなじゃがいものポタージュ風。
<作り方>(1人分)
【1】市販のマッシュポテトの粉30gに表示通りの湯を加えて練り、マッシュポテトを作る。
【2】鍋にだし1 1/2カップを入れて中火にかけ、沸騰したら火を止め、少し冷ましてからみそ大さじ1を溶き入れる。
【3】器に【1】を盛り、粉チーズ10g、粗びき黒こしょう少量を振り、【2】を注ぎ入れる。
※材料は特記のあるもの以外、すべて2人分です。電子レンジは600Wを使用しています。
作ってくれた人
有賀薫さん/料理研究家 。スープ作家。『スープ・ラボ』主宰。毎朝スープ作りを約8年続け、作ったスープは3000種以上。近著に『3000日以上、毎日スープを作り続けた有賀さんのがんばらないのにおいしいスープ』(文響社)など。
教えてくれた人
石原新菜さん/ 医師。イシハラクリニック副院長。父・石原結實氏のクリニックで主に漢方医学、自然療法、食事療法などによる病気の治療を行う。著書に『「空腹の時間」が健康を決める』(新星出版社)など多数。
撮影/菅井淳子
※女性セブン2020年6月11日号
https://josei7.com/
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