倉田真由美さん「株の勉強会・続編」くらたまね~&らいふVol.6
倉田さん、株に興味ありませんか――。漫画家の倉田真由美さんは、知事人に誘いを受けて面食らったものの、新たなことを学ぶのもいいかも…と考え、参加したのは「四季報を読む会」。実際に参加してみて感じたことは?
執筆・イラスト/倉田真由美さん
漫画家。2児の母。“くらたま”の愛称で多くのメディアでコメンテーターとしても活躍中。一橋大学卒業後『だめんず・うぉ~か~』で脚光を浴び、多くの雑誌やメディアで漫画やエッセイを手がける。新たな描きおろし漫画も収録した最新の書籍『夫が「家で死ぬ」と決めた日 すい臓がんで「余命6か月」の夫を自宅で看取るまで』も話題に。
我が家の家計は…
夫は、お金の計算がとことん苦手な人でした。
着道楽だった夫は、自分の給料の大部分を服やバッグ、靴などに注ぎ込んでしまい、しょっちゅう給料日前にお金が足りなくなっていました。お金を貯めるなどという発想ははなからなく、常にギリギリで生活を回していたため、入院費など突発的にまとまったお金(数万円程度でも)が必要になった時は常に私が用立てていました。
「俺は経済を回している!」と豪語している時は、着なくなった服を古着屋に売って手にしたお金でまた新しい服を買った時。本人は何だか得をしたような気になっていたようですが、元値が高いから引き取りでもある程度の金額になっているだけで、「回している」というほどのものではありません。
我が家の家計は、私がなんとかしないと。
夫がいる時もいなくなってからも、私の役割は変わりません。
「少しでも家計の足しになったらいいな」。そんな気持ちで、元証券マンの知り合いNさんが定期的に開催しているという「四季報を読む会」に行ってきました。
四季報を読む会で感じたこと
都心の某駅から程近いレンタルスタジオの一室に、Nさん、そしてNさんの元部下のTさんとSさんとKさん、そして私の5人が集まりました。
ざっくり自己紹介をした後、Nさんから「それでは千番台から。僕の注目銘柄は〜」と、銘柄番号と会社名を告げ、全員でそのページを開きます。ちなみに私以外皆、四季報には付箋がいっぱい挟んであります。
「四季報を読む会」では、それぞれが「良いと思う銘柄」をいくつか持ち寄り、その理由を述べてそれについて全員が意見を述べ合うというのが基本の流れでした。私の今回のタスクは「四季報最新号を買い、持ってくる」だったのでそれだけはクリアしてきましたが、そもそも株用語を知るところからのスタートなので、ついていくのがやっとでした。
とはいえ、参加した意味は充分ありました。実感としてはっきり感じたのは、「直接教わると理解が早い」ということ。今まで文字では何度か見ていたPERやPBRというものを、「それはこういう数字なんですよ」としてくれた説明が分かりやすく、初めて「理解する」ことができたと思います。
苦手なことって、説明の文字を追ってもなかなかその内容を自分のものとして獲得することは難しいものです。でも、直接教わることで、内容がしっかり入ってくるんですね。母が、川柳など「〇〇教室」に通っていますが、その気持ちが分かりました。
退屈になることもなく、興味深く聞くことができて、あっという間に3時間が過ぎました。
とりあえず、近いうちにちょっとだけ株買ってみよう、と思います。
