《“老化ドミノ”の懸念も》「老いても元気な人」と「衰えていく人」の違いとは? 医師がすすめるのは「日常の歩き方から変えること」
橋本さんによると、ウォーキングにおいて大切なのは歩数や距離ではなく、歩き方。かかとから着地してしっかりと地面を捉えながら、最後はつま先で力強く踏み込む。イメージ的には、車輪のようにスムーズに足を回転させるのが理想的なのだそう。一歩一歩の質を高めることで、ふくらはぎやすね周りの筋肉がいつもより酷使されるのだという。
また、慣れてきたら、競歩のように腕を使ってみるのもおすすめだそう。左足を出したら右腕を前に振り、お腹を少しねじるようにしてみるだけでも、運動量が変わってくる。
さらに、背筋を伸ばして頭が上に引っ張られているイメージで姿勢も正せば、背筋のトレーニングも叶うという。
ハシモトマサヨシ流“やさしいスクワット”
雨天時やウォーキングに行く気が起きない日は、おうちでトレーニングをするのもOK。橋本さんが提唱する“やさしいスクワット”なら、ちょっとした時間に手軽に行うことができる。
「朝でも夜でも、自分のタイミングでかまいません。できれば毎日行ってください。万が一やり忘れたとしても、できなかった自分を責めるのではなく、明日やろうと余裕を持った心持ちでいたほうが続けやすいと思います」
【ステップ1】
背もたれのあるいすに浅めに座り、両腕を胸の前で組み、両足は肩幅に開く。足の幅を狭めることで、太ももの内側の筋肉が鍛えられる。
【ステップ2】
椅子から立ち上がる、座るを10回繰り返す。
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