目の筋肉を鍛えて疲れ目・老眼を改善する方法|頭を使って脳も刺激!
医学博士の日比野佐和子さんが、目のトレーニングと合わせると効果がアップする方法を教えてくれたので、ご紹介する。
【1】酸化を防ぐ
「体内で活性酸素が増えると、目の老化につながります。ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEを含む食品をきちんと食べることで、抗酸化力が高まり活性酸素の攻撃から目や体を守ります。過剰摂取はデメリットもあるので、摂りすぎには注意しましょう」
【2】ツボ押しで速効回復
「不調を感じたときはツボを小まめに押しましょう。目頭の少し上でやや鼻よりのくぼみにある『晴明(せいめい)』は疲れ目などに、目尻から指1本分ほど耳に寄った骨のキワにある『瞳子髎(どうしりょう』は眼精疲労などに、こめかみから目尻に向かったところのくぼみにある『太陽』はかすみ目などに効果があります」
毎日続けて目の不調を改善「10秒エクササイズ」
「目を動かし筋肉をストレッチさせることで、筋肉がほぐれ血行がよくなります。眼鏡やコンタクトをつけたままでできるので、家事や仕事の合間にぜひやってみてください」(医学博士・Y’sサイエンスクリニック広尾統括院長 日比野佐和子さん)
「グーパーまばたき」
【1】両目の眼球を鼻にギュッと寄せるように目をつむる。
【2】2秒つぶったら、目をパッと大きく開く。そのまま2秒キープする。
「8点ぐるぐる体操」
【1】顔をまっすぐ前に向け、目だけ真上を見て1秒キープする。
【2】【1】と同じように1秒ずつ、斜め左上、左横、斜め左下、下、斜め右下、右横、斜め右上、上を見て、目を1周させる。
【3】また真上から順に、反対回りで目を動かす。
「親指うず巻きエクササイズ」
【1】片手を前に突き出し、親指の爪を見つめる。
【2】顔よりも大きな円を描きながら手を顔に近づける。このとき、目は親指の爪を追いかける。
【3】目と目の間に親指の爪が来たら、反対回りの円を描いて手を少しずつ遠ざける。
「親指段階スライド」で筋肉をストレッチ
【1】爪の位置が目と目の間の延長線上にくるよう、片手を前に伸ばし親指を立てて、爪を1秒凝視する。
【2】腕を伸ばしきった半分の位置で親指を止めて、1秒凝視する。
【3】顔にできるだけ近い位置の目と目の間に親指を立てて寄り目にし、1秒見つめる。
取材/小山内麗香、戸田梨恵 イラスト/藤井昌子
※女性セブン2023年10月12・19日号
https://josei7.com/
●老眼や疲れ目に!魔法のアイトレーニング「10秒エクササイズで目の不調を撃退!」