ケアマネ歴20年のベテランが教える介護が始まる前に知っておきたいこと|要介護認定手続き、サービス、費用…基本のき
訪問介護や訪問看護、訪問入浴などの居宅サービスでは、要介護度に応じた利用限度額(給付費)の範囲内で受けられるようなケアプラン(サービス計画書)を作成して、サービス内容を組み立てる。この範囲内であれば、利用料の1割(または2割、3割)が自己負担となる。
※限度額を超えて利用した場合は全額自己負担になってしまう。
介護度の目安と利用限度額(支給限度額)は以下の通り。参考にしてほしい。
区分/要支援・要介護認定の目安/区分支給限度額(※)/自己負担の限度額(1割負担の場合)
(※)支給限度額は「単位」で決められており、地域や受けるサービスの種類によって1単位あたりの単価が異なる。自己負担の限度額は1単位あたり10円で計算。
◆要支援1
歩行や立ち上がりなど日常生活に必要な動作はほぼ自分でできるが、一部に手助けが必要な状態。
5032単位 / 5032円
◆要支援2
歩行・立ち上がりが不安定など、「要支援1」よりも手助けが必要な状態。
1万531単位 / 1万531円
■要介護1
買い物や掃除などの日常生活に、部分的に手助けが必要な状態。 1万6765単位 1万6765円
■要介護2 立ち上がりや歩行を1人でできない場合があるなど、「要介護1」よりも日常生活に手助けが必要な状態。
1万9705単位 / 1万9705円
■要介護3
入浴、排せつなどの日常生活に手助けを必要とする状態。認知機能が低下し、見守りが必要なこともある。
2万7048単位 / 2万7048円
■要介護4
入浴、排せつなどの日常生活に介助が必要な状態。思考力や理解力の著しい低下がみられることもある。
3万938単位 / 3万938円
■要介護5
ほぼ寝たきりなど、日常生活に全面的な介助を必要とする状態。
3万6217単位 / 3万6217円