今年90才!料理家・小林まさるさんの健康レシピ「食事で糖尿病予備軍を克服」
日々の食事は野菜や肉のおかずをしっかり、ご飯は控えめにして血糖値対策。以前使っていた茶碗より小振りのものに替え、自然に糖質が減らせるように工夫した。おすすめの2品のレシピを紹介してくれました。
「実は野菜はあまり得意じゃないんだけど、健康のために食べるようにしているよ」。
●新玉ねぎと豚バラの卵とじ
<材料>
新玉ねぎ…1個
ピーマン…2個
豚バラブロック肉…100g
しめじ…1/2パック
酒・サラダ油…各大さじ1
しょうゆ…小さじ2
卵…2個
<作り方>
【1】新玉ねぎとピーマンはひと口大の乱切りに、豚バラ肉は1cm角の棒状に切る。しめじは石づきを切ってほぐす。
【2】フライパンにサラダ油を強めの中火で熱し、豚肉を入れ、色が半分ほど変わるまで炒める。玉ねぎ、ピーマン、しめじを加えて油が回るまで炒めたら、酒、しょうゆを加えて炒め合わせる。
【3】溶いた卵を回し入れ、ふたをして半熟に火を通す。
●豆腐とコンビーフの炒めもの
高栄養低カロリーの豆腐で体重管理
<材料>
木綿豆腐…1パック
コンビーフ缶…1缶
しょうがみじん切り…小さじ1
A[酒・しょうゆ…各小さじ2 オイスターソース…小さじ1]
サラダ油…大さじ1
万能ねぎ…1本
一味唐辛子(好みで)…少量
<作り方>
【1】木綿豆腐は半分に割り、熱湯(分量外)で1分ほどゆでてざるにあげる。
【2】フライパンにサラダ油を中火で熱し、しょうがを炒める。香りが出たら、コンビーフを加えほぐしながら炒める。
【3】【1】とAを加え、豆腐を崩しながら炒める。器に盛り、小口切りにした万能ねぎと一味唐辛子を振る。
料理のベースは故郷・北海道の味
「北海道にいた頃は、畑から野菜を採ってきてパパッと料理することも多かったから、いまでも時間をかけずにうまいものを作るのが得意。以前は濃い味付けが好きだったけど、いまは塩分にも気をつけてる。しょうゆは食べるときにかける方が塩分を感じやすく、減塩になるよ。ただしかけすぎに注意!」
素材の味を生かした料理を3品紹介します。
●まいたけおろし
きのこは北海道でも馴染みの食材。まいたけは特に味がいい!
<材料>
まいたけ…2パック
大根おろし(軽く水気を絞ったもの)…200g
桜えび…大さじ1
ぽん酢しょうゆ…適量
<作り方>
【1】まいたけはほぐし、熱湯(分量外)で1分ほどゆで、ざるにあげて冷ます。
【2】器に【1】を盛り、大根おろしをのせる。粗みじん切りにした桜えびを振り、ぽん酢しょうゆをかける。
うどの豚肉巻き
いまの時期、山菜はよく食べたな。疲れを感じたら豚バラで元気を復活!
<材料>
うど…1本
豚バラ薄切り肉…8枚
塩・こしょう…各少量
サラダ油…小さじ1
<作り方>
【1】うどは細い穂先は切り落とし、残りは半分長さに切る。熱湯(分量外)でゆでる。細い穂先は1分ほどで取り出し、残りは6分ほどゆでて取り出す。冷めたら皮をむき、半分長さに切る。太い部分は1.5cm角の棒状に切る。
【2】まな板に豚肉を1枚ずつ広げ、塩・こしょうを振る。うどを等分にのせて、くるくると巻き、ギュッと握ってなじませる。
【3】フライパンにサラダ油を中火で熱し、【2】の巻き終わりを下にして並べ、全体がこんがりするように8~9分焼く。
スナップえんどうのおひたし
旬の野菜をさっとゆでて作るヘルシーな一品。おつまみにも◎
<材料>
スナップえんどう…200g
白髪ねぎ…5cm分
かつおぶし…1袋
塩・しょうゆ…各少量
<作り方>
【1】スナップえんどうは筋を取り、塩を加えた熱湯(分量外)で硬めにゆで、ざるにあげて冷ます。
【2】器に【1】を盛り、白髪ねぎ、かつおぶしをのせ、しょうゆをかける。
楽しみや趣味があると生活が充実する
忙しい毎日を過ごすまさるさんだが、趣味も多彩。
「定年後に見よう見まねで始めた彫刻はいまでも続けています。コーヒーにもこだわりがあって、豆は淹れる直前に自分で挽いている。撮影スタッフにも『おいしい』と喜んでもらっているよ」。
彫刻は自分でも驚くほどの出来栄え
コーヒーとの出会いは23才のとき
撮影/白根正治 取材・文/青山貴子
※女性セブン2023年3月30日・4月6日号
https://josei7.com/
●89才の料理家・小林まさるさん元気の秘密は「お風呂で毎日15分、50年続けている健康体操」