今年90才!料理家・小林まさるさんの健康レシピ「食事で糖尿病予備軍を克服」
料理研究家・小林まさるさん(89才)は、70才のときに息子の妻で料理研究家の小林まさみさんのアシスタントとなり、78才で料理研究家デビュー。アラウンド90才ながら、長時間の立ち仕事もしっかりこなしている。そのパワーの源はどこからくるのだろうか。食・運動・趣味…など健康長寿のために習慣としていることや、おすすめのレシピも教えてくれました!
※レシピの材料はすべて2人分です。
90才を目前にして食と運動にこだわる
「もともと炭水化物が大好きで、ラーメンなら3玉はペロリといけちゃうくらい。ところが、8年ほど前に糖尿病予備軍と診断されて、それからは食事には気をつかっています。薬に頼る生活はしたくないからね」(小林まさるさん・以下同)
と話すのは78才でシニア料理家としてデビューし、現在も活躍中の小林まさるさん。とはいえおいしいものが身近にあるので、油断するとすぐに体重が増えてしまうそう。
「体重が増えると血糖値も上がっちゃうから、食事でコントロールして体重をキープするよう気をつけています。年をとったら食べ過ぎはダメだけど、食べないのもダメ。たんぱく質や、苦手な野菜もしっかりと、バランスよく食べるように努めているよ」
料理撮影のための買い出しなど、日々体を動かすのも元気の秘訣。
「犬の散歩もするし、よく動いているせいか90才を目前にしても足腰が痛くて困った、なんてことはないよ」
毎朝の腸活はヨーグルトと甘酒で
朝食時にはプレーンヨーグルト大さじ2に、米麹の甘酒大さじ1を加えたものを食べるのが習慣。
「甘酒をかけるとヨーグルトが食べやすくなります。少量でいいと思えば続けやすいよ」。
78才から料理家に。アシスタントとしても活躍
息子の妻で料理研究家の小林まさみさんが本を出版する際に、アシスタントとして手伝ったことがきっかけで料理の道へ。
「おれはシングルファーザーで子供たちの食事を作っていたから、料理は得意だったの。1日中立ちっぱなしで料理を作り続ける撮影を70才で初めて経験したけど、まったく苦にならなかったな」。
愛犬の散歩や買い物で1日7000歩
特別な運動はしていないというまさるさんだが、シャキシャキ歩く姿はもうすぐ90才にはとても見えない!
「買い出しや犬の散歩で1日7000歩は歩いています。買い出しはおれの仕事だからほぼ毎日。日本盲導犬協会から預かっている犬のヴァトンの散歩には、雨でも台風でも欠かさず行くよ」。
・家から駅まで約20分の道のりを毎日往復