海老名香葉子さん(89才)元気と若さの秘密「お化粧は毎日必ず」愛用コスメを公開!
エッセイスト・海老名香葉子さん(89才)は「食事は新鮮野菜をたっぷり。仕事が元気の源です」という。初代・林家三平の妻で、夫の死後は、おかみさんとして落語家一門をまとめる。90才を目前にしながら、いまも精力的に執筆活動や戦争体験を語り継ぐ活動も続けています。健康長寿を支える日課を教えてもらいました。
ご飯は一食一膳でおかずをたくさん
「朝は6時30分に目が覚めますが、9時20分まで自分の部屋でゆっくり過ごします。なんとなく体調が優れないなあという朝もあります。そんなときも『原稿を書かなくては』『あの引き出しを片づけよう』など、その日やるべき仕事があると思うと、『今日も元気に生きよう』と活力が湧いてくるんです」と、海老名香葉子さん。そして、大きな声で「おはよう」
と言いながら階下へ下りていき、遅めの朝ご飯を摂る。
「大きな声を出すと元気になりますし、1日1回は大きな笑顔も忘れないようにしています。ご飯は一食一膳でおかずをたくさん。野菜が好きで、毎週のように埼玉の友人から届く新鮮なものを、たっぷりいただきます」
新聞5紙を読むのが毎日の日課
自身が連載をしている北國新聞をはじめ、一般紙とスポーツ紙を5紙ほど読むのが朝食後のルーティン。
「以前はもっと読んでいたけど、今は5紙に減らしたの。気になる記事を中心に1時間ほどかけて読みます」。
食事は産地直送の野菜料理が中心
毎日の食事は長男・正蔵さんの妻が支度してくれる。
「おかずは埼玉・深谷から届く旬の野菜を使った料理が中心で、20年くらい続けています。うちには100年以上のぬか床があるから、ぬか漬けも欠かしません。お昼ご飯は必ずひやむぎ。主人が生きていた頃からの変わらぬ習慣です」。
執筆や片づけなど1日1つ仕事をする
新聞を読んだ後は、執筆や打ち合わせなど仕事の時間。
「少しだるいから今日は休んじゃおうなんて思うとダメ。忙しい方が元気でいられるから、『ここを整理しよう』とか、どんなことでもいいから1日1つは自分に仕事を課します」。
メイクやネイルで元気をチャージ
ハリのあるキメ細かな肌が印象的な海老名さん。愛用しているのは『東京理研薬品』のコスメ。
「知人にすすめられて、8年くらい使っています。顔が元気になると心も元気になるから、お化粧は毎日必ず。手元もきれいにしたいけどマニキュアが乾くまで待てない(笑い)。そう話したらすぐに乾くタイプを孫が買ってきてくれました」。
教えてくれた人
エッセイスト 海老名香葉子さん
1933年生まれ。エッセイスト、絵本作家。初代・林家三平の妻で、夫の死後は、おかみさんとして落語家一門をまとめる。戦争体験を語り継ぐ活動も続けている。『人生起き上がりこぼし』(海竜社)など著書多数。
撮影/鈴木江実子 取材・文/青山貴子
※女性セブン2023年3月30日・4月6日号
https://josei7.com/
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