50代からのプロテインの飲み方・選び方「ダイエットや更年期に」おすすめ商品【専門家監修】
プロテインは筋肉増強のために飲むものと思われがちですが、実はダイエットやアンチエイジングにも効果大。特に50代からはたんぱく質不足からくる疲れや太りやすさなど不調に悩まされがちなので、食事に加えてプロテインで補うのがおすすめ。プロテインの飲み方や選び方のコツをお教えします!
50才から「プロテイン」を飲むべき理由
運動習慣がない人でも、アラフィフになったらプロテインを飲んだほうがいいと語る医師の友利新さん。
「筋肉量が減る50代からは特に意識してたんぱく質を摂る必要がありますが、必要量を毎食摂るのは大変。食事での不足分をプロテインで補うことで手軽にたんぱく質不足を解消できます」
Q:そもそもプロテインって何?
A. たんぱく質を主原料とした栄養補助食品のこと
プロテインは日本語に直訳するとたんぱく質のことを指し、一般的にはたんぱく質を主原料とした栄養補助食品のことを表します。牛乳や大豆などの食品からたんぱく質を抽出し、粉末状にして水や牛乳などに混ぜて飲むことで、手軽にたんぱく質を摂取できます。
Q:どんな種類があるの?
A. 主に動物性と植物性の2種類
牛乳が原料の動物性と、大豆などが原料の植物性に分けられます。さらに、動物性プロテインは、牛乳の抽出した成分によってホエイとカゼインに分類され、それぞれ特徴が異なります。
・ホエイプロテイン
牛乳のホエイ(乳清)が主原料。筋肉成分の多くを占めるアミノ酸が豊富で吸収が早い。トレーニング後に摂ると効果的。
・カゼインプロテイン
チーズやヨーグルトを固める乳固形分であるカゼインが主原料。不溶性で吸収がゆるやか。腹持ちがよく間食や置き換えにも◎。
・ソイプロテイン
大豆が主原料で、カゼイン同様たんぱく質の吸収はゆるやか。大豆イソフラボンの美容効果も期待できる。
・ピープロテイン
エンドウ豆が主原料。筋肉のエネルギー源となる必須アミノ酸BCAAの他、ビタミンBやEも豊富。
Q:プロテインを飲むと太るって本当?
A. 食事で摂る栄養の不足分を補う目的で飲むのが正解!
食事の補助として正しく飲めば太ることはありません。ただし、飲みやすくするために砂糖をたっぷり使っているプロテインは太りやすいので、ダイエット目的で飲む場合は、原材料をチェックして低糖質のものを選びましょう。
Q:いつ飲めばいいの?
A. ライフスタイルに合わせて飲む時間を選ぼう
・朝食の代わりや補助として
最もたんぱく質が不足しがちな朝、朝食の代わりや主食にプラスすると栄養バランスが整いやすい。
・トレーニング直後または空腹時
トレーニング後は、疲労回復&筋力アップに効果が。食間に飲むと間食防止にひと役買ってくれる。
・就寝30分から1時間前
就寝中の成長ホルモンの分泌を活性化させ、筋肉の修復、合成を高める効果が期待できる。
Q:毎日飲むべき?
A. 栄養が摂れている日は飲まなくてOK
プロテインは食事で十分なたんぱく質が摂れないときに飲めばいいので、毎日必ず飲む必要はありません。あくまでも食事の補助として取り入れましょう。
Q:デメリットはある?
A. 過剰に摂取しても効果はないので要注意
たんぱく質は一度に吸収できる量が限られているので、たくさん飲んでも一定の効果以上は望めません。飲み過ぎると太る原因にもなるので、適量を守りましょう。
Q:選ぶときに気をつけることは?
A. 人工甘味料不使用タイプがオススメ
パッケージの裏に書かれている「原材料名」をチェックしてみて。例えば、下記のような原材料に甘味料が入っている場合は注意。
<原材料名>ホエイタンパク質濃縮物、ココアパウダー、デキストリン、食塩/香料、大豆レシチン、甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、アセスルファムK)、ナイアシン、パントテン酸、Ca、VB6、VB2、V.A、葉酸…
糖質を抑えるために使われがちな糖質ゼロの人工甘味料は、過剰に摂取すると腸内環境を乱し、便秘や太る原因となることも。商品の品質表示を確認し、人工甘味料が入っているものは飲み過ぎないように気をつけましょう。