医学界が注目する最強の食事法「アルカリ化食」で不調に克つ！食材や実践法を医師が解説
体のアルカリ化には、食事だけでなく生活習慣の改善も必要だ。小峰さんが指摘する。
「ストレスは体を酸性化させます。実際、私がクリニックで強いストレス下におかれた人に唾液検査を行ったところ酸性の反応があり、リラックスした後に再度計測するとアルカリ性に戻りました。過度なストレスは体を酸性化させ、免疫力も低下させます」
そのため、ストレスをためないことが肝要になる。
「ストレスをためやすい人は、言いたいことを言えずにがまんしている人が多い。相手に無理をして合わせる必要はありません。思い切って口にしてみるといいでしょう。なかなか言えないという人も多いでしょうが、少しずつ変えようとしていくことが大事です。それが体をアルカリ性に傾けることにつながります」（小峰さん・以下同）
甘いものは体を酸性化させる
甘いものを食べてストレスを解消する人もいるが、これは大きな誤りだ。
「糖分はストレスの解消になりません。一時的に脳がまひしてストレスを感じなくなるだけで、作用が切れるとむしろ強いストレスを感じてしまう。そもそも甘いものは酸性化させる食品なので、できるだけ避けてほしい」
シャワーだけですませずに、ゆっくり湯船につかることでもストレスは解消できる。
「お湯にゆっくりつかれば、副交感神経が優位になりリラックスできます。体が温まると血流が改善するので、疲労回復にもつながります。就寝前に、39～40℃くらいのぬるま湯で30分以上の半身浴をするのがいい。
入浴中に深呼吸も併せて取り入れてほしい。深呼吸は脳の酸素不足を解消し、リラックス効果もあります。5秒かけて息を吐き、5秒かけて息を吸い、5秒息を止め、5秒かけて息を吐き切る。これを15セット繰り返してください。5秒が苦しければもっと短くてもかまいません。自分のペースでゆっくり取り組んでみてください」
病気に負けないアルカリ性の体を手に入れよう。
教えてくれた人
小峰一雄さん／歯科医。著者に『免疫力が上がるアルカリ性体質になる食べ方』
浜口玲央さん／水道橋内科クリニック院長
※女性セブン2022年12月15日号
https://josei7.com/
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