若々しいヒップラインを保つために「お尻にいい」習慣6つのポイントを専門家が指南
若々しくヒップラインの上がったお尻を手に入れるためには、骨盤を正しい位置にする生活習慣が大切。そのためにも、運動と正しい姿勢、体に合った下着選びが重要だ。専門家にお尻にいい習慣について教えてもらった。
お尻にいい習慣6つのポイント
キュッと上がったお尻をキープするための下着選びや習慣とは?6つのポイントを専門家がアドバイス!
【1】39~42℃で10分の全身浴
お風呂に入って体を温めることは、お尻にとっても最高の癒しになる。
「疲れがたまって硬くなったお尻の筋肉が、湯船につかって体を温めることで血行がよくなり、ほぐれます。適温は39~42℃で10~20分程度の全身浴。これによりお尻や肩、腰の疲労が取り除けます」(理学療法士・早川祐平さん)。
【2】「30分以上、座っている」と思ったら、時々お尻を揺らす
硬くなったお尻まわりをほぐすためには、とにかくお尻の筋肉を刺激すること。
「椅子に腰かけ、お尻の筋肉を固定した状態で左右小刻みに揺り動かしてみてください。このとき、上半身は動かさずにお尻だけを動かすこと。鏡を見て、上半身が動いているようであれば、お尻が硬い証拠です。積極的にほぐしましょう」(早川さん)。
【3】ガードルを活用する
体に合うガードルを着用すると、お尻のたわみは目立ちにくくなり、スッキリしたシルエットに。
ガードルは、「体に合ったものを身に着けることが重要なので、必ず試着を行って」(ワコールPRの高橋優果さん)。
二の尻(お尻から太ももにかけての部分)を持ち上げ、お腹をフラットにし、吸汗速乾で、スルッとはきやすい素材。『-5歳のガードル』5500円~/ワコール
【4】歩幅60㎝を意識する
国立環境研究所によると、歩幅が狭い人は広い人に比べて、認知機能の低下リスクが3倍以上になり、認知症発症リスクも2倍以上になることが明らかに。
「歩幅が広い人は股関節の可動域が広く、お尻の筋肉もしっかりしています。理想の歩幅は60~65cm。いつもよりも、一歩大きく踏み出す意識を持ってください」。
【5】椅子に深く腰掛ける
長時間のデスクワークで意識したいのは、やはり姿勢だ。
「長く座っていると、どうしても肩が丸まり猫背になります。そうすると骨盤が前傾し、ますます鼠径部が圧迫されて血流も滞ります。座り姿勢は、常に骨盤が立つようなイメージでいましょう。厚手のスポーツタオルを5cmくらいの厚さになるように畳んで腰の下に置いて深く座ると、正しい姿勢が保てます」。
【6】座布団にこだわる
「座布団は平らなものや円形タイプではなく、少し前に傾斜しているものに座ると骨盤が安定します。最近は、骨盤を正常な位置で立たせて、姿勢を自然とよくするタイプの座布団があるので、自分に合うものを選ぶといいでしょう」
振動に合わせ、骨盤底筋群に効果的なエクササイズが座ったままで行える。『骨盤底筋エクササイズクッション キュットブル』1万780円/ラボネッツ
坐骨、仙骨、大腿部の3点における理想的な圧力バランスを分析し、骨盤の立った理想的な座り姿勢を保つことができる。『Keeps』1万1000円/西川
日常生活で倒れがちな骨盤を支え、自然で正しい姿勢を保ち、腰への負担を軽減する。『スタイルスタンダード(F01)』1万780円(10月中は9800円)/MTG
教えてくれた人
早川祐平さん/理学療法士、心寄整体院院長。著書に『肩こり、ひざの痛みはお尻ぐるぐるで消える!』(主婦の友社)がある。
ワコール/下着を中心とした衣料メーカー。ワコール人間科学研究開発センターでは1964年の設立以来、人体計測を続けている。
取材・文/廉屋友美乃 イラスト/鈴木みゆき 写真/PIXTA
※女性セブン2022年11月10・17日号
https://josei7.com/
●ぎっくり腰予防20秒ストレッチ法 実は「太もも」と「お尻」をのばすことが大切